本田技研工業(株)は、空冷4サイクルDOHC並列4気筒・16バルブエンジン搭載の大型二輪スポーツ車「ホンダCB750F」の乗り心地と操縦性能をさらに向上させて、6月10日より発売する。この新型「ホンダCB750F」は、すぐれた操縦安定性と、市街地走行からロングツーリングまで快適な乗り心地を発揮する大型スポーツ車としての走りの質感をさらに高めたものである。
このたびの主な改良点は
- ・制動時の急激な姿勢変化をおさえるホンダ独自のトルク応答型アンチダイブ機構(TRAC機構)を装備。
- ・操縦安定性をより向上させた太径フロントフォーク(39φ)を採用。
- ・耐フェード性、耐候性をより向上させたセミメタルパッド採用のデュアルピストンキャリパーディスクブレーキを装備。
- ・高速連続走行でも安定したダンピング特性を発揮するリザーバータンク付リアクッションを装備。
- ・フロント18インチホイールを採用。同時に偏平ワイドタイヤを装着。
など、市販レーシングマシンCB1100Rのすぐれた足廻りを受け継いだものとなっている。
販売計画(国内・年間)
8,000台
標準現金価格
640,000円
(北海道、沖縄価格はプラス7千円 一部離島は除く。)
また、ブラック仕上げのエンジン、メタリック塗装のツートーンカラー(赤と白、青と白の2タイプ)、新設計のオールアルミ製ブーメラン型スポーツコムスターホイールなどの採用によりデザインを一新。これらにより高い質感と精悍な走りのイメージをさらに強調したものとしている。
ホンダの750シリーズは、空冷並列4気筒エンジン搭載車二機種、水冷V型4気筒エンジン搭載車二機種の計四機種と巾広い要望に応えられるものとなっている。
主要諸元
型式 | RC04 | |
全長(m) | 2.180 | |
全幅(m) | 0.800 | |
全高(m) | 1.125 | |
軸距(m) | 1.515 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.800 | |
車両重量(kg) | 250 | |
乾燥重量(kg) | 231 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 35(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | 0.46(約25度) | |
最小回転半径(m) | 2.6 | |
エンジン型式 | RC01E(空冷4サイクルDOHC4バルブ4気筒) | |
総排気量(cm3) | 748 | |
内径×行程(mm) | 62.0×62.0 | |
圧縮比 | 9.2 | |
最高出力(PS/rpm) | 70/9,000 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 6.0/7,500 | |
キャブレター型式 | VB52 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 4.5 | |
燃料タンク容量(L) | 20 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.533 |
2速 | 1.789 | |
3速 | 1.391 | |
4速 | 1.160 | |
5速 | 0.964 | |
減速比 1次/2次 | 2.381(ギア)/2.388(チェーン) | |
キャスター(度) | 27°10′ | |
トレール(mm) | 110 | |
タイヤサイズ | 前 | 100/90-18 56H |
後 | 130/80-18 66H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク(デュアルピストン・キャリパー) |
後 | 油圧式ディスク(デュアルピストン・キャリパー) | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック(円筒空気バネ併用) |
後 | スイングアーム | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
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