本田技研工業(株)では、市街地の走行から、山野の未舗装路走行まで、快適に走破できるホ ンダ4サイクル・OHC・124cc単気筒エンジン搭載のランド・スポーツ車「ホンダXL125R」を3月5日より発売する。
この「ホンダXL125R」は、オンロード・オフロードでの走破性能を一段と向上させる為 ホンダ独自のプログレッシブ(路面からのショックを緩急に漸増的に対応する)なクッション特 性を発揮する革新的なプロリンク・リアサスペンションを装備、また、フロント・フォークにも 独自のフイックス・ブッシュ・フロントフォーク(フォークパイプとボトムケースのフリクション低減をはかる)機構とフロント・エアアシスト・サスペンションを採用、これらのサスペンショ ンと中・低速域でのトルク向上を図ったエンジンにより、悪路から舗装路まで優れた、操縦性と 乗り心地を発揮させている。
さらには、タンクやシート形状の変更、サイドカバー部のスリム化、メーターバイザーの採用 など、機能優先のデザインにより、オフロード感覚あふれるスタイリングとなっている。
このたび、この車に採用されたプロリンク・リアサスペンションは、ホンダのモトクロスマシンに装着し、国内外の苛酷なレースでその高い性能と耐久性が実証された革新的なサスペンショ ンである。
販売計画は、
国内年間12,000台を予定している。
標準現金価格は、
228,000円
(北海道、沖縄、一部離島を除く)
主な特長
- ○エンジンは、エアクリーナーの容量アップ、マフラー形状の変更などにより、中・低速域での出力向上を図った4サイクル・OHC単気筒エンジン(124cc)、信頼性の高い安定した点火性能を発揮し、メンテナンスを必要としないCDI点火方式を採用。
- ○プログレッシブなクッション特性を発揮するプロリンク・リアサスペンション(トラベル175mm)と、フロント・エアアシスト・サスペンション(ストローク204mm)で優れた接 地性を実現し、オフロードでも安定した走破性能を発揮。
- ○プロリンクは超高張力鋼板による角型断面リアフォークを採用し、軽量で高い剛性を実現。
- ○スリム化をはかりながら剛性を高めた新設計のフレーム、タンクやシート形状にいたるまで、 機能優先のニューデザインによる操縦性の向上。
- ○12ボルト・3アンペアの小型バッテリーの採用。など。
XL125R 主要諸元
型式 | JD04 |
全長×全幅×全高(m) | 2.065×0.840×1.175 |
ホイールベース (m) | 1.355 |
最低地上高 (m) | 0.265 |
シート高 (m) | 0.840 |
車両重量(kg)〔乾燥重量〕 | 114 〔106〕 |
燃費(km/L) | 60(50km/h定地走行テスト値) |
登坂能力(tanθ) | 0.40(約22度) |
エンジン型式 | 1,125SE空冷4サイクルOHC単気筒 |
排気量(cm3) | 124 |
内径×行程(mm) | 56.5×49.5 |
最高出力(PS/rpm) | 12/9,000 |
最大トルク(kg-m/rpm) | 1.0/7,500 |
点火方式 | 無接点式CDI |
燃料タンク容量(L) | 8 |
潤滑油容量(L) | 1.1 |
変速機 | 6段リターン |
ブレーキ形式(前・後) | 機械式 リーディングトレーリング・ドラム |
キャスター(度) | 27°50′ |
トレール(mm) | 118 |
タイヤ(前・後) | 2.75-21-4PR(前) 4.10-18-4PR(後) |
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