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1981年01月20日 ニュースリリース

燃料経済性、静粛性にすぐれた四サイクル船外機 ホンダBF75、ホンダBF100新発売

 本田技研工業(株)は、すぐれた経済性、静粛性、操作性を発揮する4サイクル・CDI(電子点火)装置付船外機、ホンダBF75(連続最大出力7.5馬力)、ホンダBF100(同9.9馬力)を1月21日より発売する。

BF100

BF100

 ホンダ船外機は、現在生産されている船外機では世界で唯一の4サイクルOHCエンジンを搭載しており、「すぐれた燃料消費率」「ねばり強く安定した低速性能」「水質汚染の少ない排気」「静粛性」など、すでに高い信頼を得ている。さらに点火方式には、点火ポイントがないためポイントの摩耗、錆、オイル被膜などによるトラブルがなく、耐久性にすぐれ、安定した始動が得られるCDI(電子点火)装置を採用している。

BF75

BF75

 ホンダBF75、ホンダBF100は、これらの特徴に加え、さらに安全性、操作性を追求したホンダ独自の装備と機構を備えている。

・一定速度航走に役立つスロットル固定装置
・スロットル・グリップを握ったままで操作できるエンジン停止スイッチ
・始動時の安全性を高めたニュートラル始動機構

 などの採用により漁業用からマリンレジャーまで幅広い用途に適した船外機である。

 なお、船体に合せてトランサム長さが選択できるよう両機種合せて5タイプを用意した。

国内販売計画は、

両機種合せて年間1000台を予定している。

標準現金価格

BF75S 132,000円
BF75L 133,000円
BF75UL 135,000円
BF100S 163,000円
BF100L 165,000円

主要諸元

機種名 BF75 BF100
エンジン型式 4サイクルOHC直列2気筒
総排気量(cm3) 197
内径×行程(mm) 56×40
連続最大出力(PS/rpm) 7.5/5,200 9.9/5,700
始動方式 リコイルスターター(自動巻込式)
点火方式 フライホイールマグネトー方式(CDI)
潤滑方式 トロコイドポンプによる強制潤滑方式
冷却方式 インペラーポンプによる水冷(サーモスタット付)
排気方式 水中排気
プロペラ 翼数―直径×ピッチ(mm)〔3-240×220〕
乾燥重量(kg) S型34、L型35、UL型36(BF75のみ)

※本仕様は改良のため予告なく変更する場合があります。
・認定型式:BF75=BF75S・BF75L、BF100S・BF100L
・BF75UL型は、予備検査仕様です。

主な特徴

エンジンオイル循環表示灯

オイルの量と潤滑状態をチェックする油圧警報装置で、適正量で、正常潤滑のときミドリ色に点燈する。

スロットル固定装置<回転固定つまみ>

トローリングなど長時間の一定速度航走時に、その速度状態でエンジンの回転を固定できる。

スロットル・グリップのエンジン停止スイッチ

エンジンの停止を、いつでもスピーディに行なえるように、プッシュ式の停止スイッチをスロットル・グリップのつけ根に設置した。

ニュートラル始動機構とハーフスロットル機構

始動時の不意の飛び出しを防ぐため、変速レバーを「中立」の位置にしないとエンジンが始動しないニュートラル始動機構と、中立または後退時にスロットル・グリップの回転角を少なくし、必要以上にエンジン回転を上げないハーフスロットル機構を装備。

  • BF100には、バッテリー充電や照明に役立つ、電気取出し口(直流12V-60W)を装着。(BF75はオプション)
  • 海水に対する防錆性をさらに高めた大型のアノードメタル(防蝕合金)を標準装備。

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