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1980年07月24日 ニュースリリース

軽快な400ccロードスポーツ車ホンダ スーパーホークIIIを発売

 本田技研工業(株)は、軽快な走りを生みだす数々の新機構を採用した新鮮なデザインのロー ドスポーツ車「ホンダ スーパーホークIII」を8月1日より発売する。

スーパーホーク III

スーパーホーク III

 このホンダスーパーホークIIIは、ロードスポーツ車の原点であるすぐれた走りと操縦性を ねらって開発。軽量、コンパクトな395cc、40馬力の高性能2気筒エンジンや、軽量、スリムな操縦性の優れた車体、路面追従性にすぐれた前後サスペンション、安全性をより高める高 度なブレーキシステムなど、新技術を随所に取り入れた、質感の高い高性能ロードスポーツ車で ある。
 これでホンダの400ccクラスのスポーツ車は、ホークII CB400T、ホークIII CB400N、ホークCB400Tホンダマチック、CM400T、ウィングGL400、ウィングカスタムGL400と、今回のスーパーホークIIIで7タイプと充実、より巾広いユーザーに応えられるものとなった。

国内販売計画は

月間1,000台を予定している。

標準現金価格は

398,000円

(・北海道価格は404,000円 ・一部離島を除く)である。

主な特長

エンジン

  • 395cc、40馬力の高性能2気筒3バルブエンジンを搭載。軽量、コンパクトなこのエンジンは超ショートストロークと2軸バランサーによって機敏な応答性と高い瞬発力を発揮する。
  • パワーチャンバーの採用により排気効率をさらに高め、高速はもとより、中低速でのトルク特性を向上。

車 体

  • ライダーとマシンとの一体化をねらい、エンジンなどの重い部分を車体の中心部にレイアウトしたマス集中設計。これにより取り回しの軽さ、操縦性の向上を図っている。また徹底したライディングポジションの追求により、無理のない乗車姿勢を可能としている。
  • このクラス初の前輪2枚、後輪1枚のマルチホール・トリプルディスクブレーキを採用。ディスクプレートの軽量化、放熱効果を高める丸孔、長孔処理は、精悍な走りのデザインを強調。
  • 2輪車初のデュアルピストンキャリパーの採用。キャリパー内のピストンを2個にすることにより、ディスクキャリパーの軽量化を計り、同時にスムーズで強力な制動効果を得ている。
  • このクラス初のセミ・エアサスペンションの採用。空気(エア)のバネ特性を利用し、従来の金属バネとの組み合せですぐれた合成バネ特性を生み出し、路面追従性、操縦性、乗り心地を向上させている。
  • ホンダ独自の軽量でしかも適度なしなやかさと剛性を合せ持つゴールド色のオールアルミ製コムスターホイールと、パンク時の急激な空気洩れを防ぐチューブレスタイヤの採用。
  • 燃料タンクからシート、リヤカウルに流れる洗練されたデザインは、このクルマが持つ高い運動性能を強調。

装 備

  • 機能的で質感の高い装備
  • ジュラルミン鍛造のセパレートハンドル、ブレーキペタル、チェンジペタル。
  • アルミ製のステップホルダーとトップブリッジ。
  • ハンドルロック内臓のイグニッションキー。
  • 映像ブレの少ない防振バックミラーなど。

スーパーホークIII主要諸元表

型式 NC04
全長 (m) 2.115
全幅 (m) 0.740
全高 (m) 1.090
軸間距離(m) 1.395
車輌重量(kg) 187(整備) 173(乾燥)
燃費 (km/L) 36(60km/h定地走行テスト値)
エンジン 空冷4サイクルOHC3バルブ2気筒
総排気量(cm3) 395
内径×行程(mm) 70.5×50.6
圧縮比 9.3
最高出力(PS/rpm) 40/9,500
最大トルク(kg-m/rpm) 3.2/8,000
始動方式 セルフ式
点火方式 無接点式CDI点火
燃料タンク容量(L) 14
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.733
2速 1.947
3速 1.545
4速 1.280
5速 1.074
6速 0.931
キャスター(度) 27°00′
トレール(mm) 100
タイヤサイズ 3.60S-19-4PR(チューブレス)
4.10S-18-4PR(チューブレス)
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック
スイングアーム
フレーム形式 ダイヤモンド

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