ニュースルーム

1978年11月24日 ニュースリリース

スポーティタイプの2ドア・フィックスト クーペ「ホンダ プレリュード」を新発売

 本田技研工業(株)は、個性化時代の要請に応えて、スポーティタイプ小型乗用車「ホンダ  プレリュード」を、11月25日より発売する。

PRELUDE XE

PRELUDE XE

 プレリュードは、前席を重視した4人乗りの室内、国産車で初めての電動式サンルーフを標準 装備(Eタイプ除く)、みやすく配慮した世界でもまれな、集中ターゲットメーターなど、数多 くの新しい技術を採用。パーソナルライフを楽しむための2ドアフィックストクーペである。
  バリエーションは、XT、XR、XE、Eの4タイプ。

 生産計画は、当面国内中心に月産3,000台を予定している。

 車名の〈プレリュード=PRELUDE=〉とは、英語で=前奏曲、先導する=と云う意味で ある。

〈プレリュード〉の主な特長 スタイル

  • 外観デザインは、ロングノーズショートデッキ、ワイドアンドロー、知的な美しさの中にスポーティな精悍さをかね備えたフィックストクーペ。
  • 細いピラーとラウンドウインドは、広い視界を生むとともに軽快で力強いデザインを引きたたせている。

居住空間

  • パーソナルユースに適するよう前席に十分な空間を確保し、新感覚のボディカラーに調和させた室内のカラーコーディネーション、質感の高い材質の使用、室内とトランクの分離などにより、快適な居住空間をつくりだしている。
  • スイッチひとつで開閉できる「電動式サンルーフ」を標準装備し、開放感あふれる爽快なドライブを楽しむことができる。(Eタイプ除く)
  • 機能を重視したインストルメントパネルは、スピードメーターとタコメーターを同軸上に配置し、即読性の良い新開発の「集中ターゲットメーター」とともに、各種インジケーター類をまとめ視線移動が少なく的確な情報を得ることができる。
  • ロータリー式オートラジオを、楽な姿勢で操作できるようメーター横にコンパクトに収納した。
  • インストルメントパネル内に装備することができる本格的なエアコンディショナー(注文仕様)は居住空間を妨げない。

ボディ・シャーシ

  • 剛性の高いモノコックボディにエンジンルームのサブフレームを、一体化させ、さらに軽量化と剛性を向上させている。
  • フロントとリアのピラー、サイドルーフレールは二重箱構造。また、高剛性窓枠をもつフルドア、ルーフパネルの構造強化などにより、車室部の安全確保をめざしている。
  • 疲れにくゝ、より快適な走行のために、不快な振動、騒音を軽減する独自な設計を数多く採用した。(2本のトルクロッドとセンタービームにV型に配置した適正なバネレートのエンジンマウント。プリチャンバ、大型サイレンサーとフレキシブルエキゾーストパイプ。ドライブシャフトのダイナミックダンパーなど)
  • アコードで好評のユニークな車速応動型のパワーステアリングを装備。(XE・Eタイプ)
  • FF機構。ストラット方式4輪独立懸架とワイドトレッド、前後輪にスタビライザー、軽い踏力で安定して作動するブレーキなどの採用により、爽快な走行を可能とした。

エンジン

  • 信頼性、耐久性、経済性で定評のある、最高出力90馬力(ホンダマチック車85馬力)1,750cc CVCCエンジンを搭載。軽量なモノコックボディとあいまってすぐれたドライ バビリティを可能にした。53年排出ガス規制に適合。
  • エイトバランスウェイト採用のクランクシャフト、コンロッド、ピストンなど、回転と往復運動部分のバランスを綿密に調整し、振動発生を低く抑え、静かなエンジンとした。

安全対策

  • 万一の事故にも被害を最少限度にとどめるための配慮は勿論のこと、事故を未然に防ぐ〈積極安全対策〉を重視している。
  • どちらか一方が万一故障した場合でも、著しい制動力の低下や方向不安定を防ぐX型室内配管の2系統ブレーキシステム。前輪に新設計大型サーボ付ディスクブレーキを採用、軽い踏力で十分な制動効果が得られる。
  • 配光性の良い角型シールドビームヘッドランプ、しかも降雪時の遮光を防ぐよう配慮されたスノードレイン付き。
  • 前席のシートベルトは、身体の自由な動きを妨げない、テンションリデューサー付ELRシートベルト。
  • 半ドア、ブレーキランプの球切れ、トランクの閉じ忘れなどを知らせるセフティインジケーター。
  • 高速走行時に視界の妨げとなる雨のはい上りを少なくするよう工夫されたエアースクープグリル。
  • 点検時期を知らせるメンテナンスインジケーター、など。

主要地区標準現金価格 (単位:千円)

地区/タイプ XT E XR XE
東京 1,160 1,260 1,380 1,400
名古屋 1,164 1,264 1,384 1,404
大阪 1,168 1,268 1,388 1,408
仙台 1,186 1,286 1,406 1,426
福岡 1,187 1,287 1,407 1,427
札幌 1,211 1,311 1,431 1,451

○ホンダマチック付3万円高。
○エアコン付17万円高。
○仙台、札幌地区価格は、寒冷地仕様分7千円を含む。

発売日

11月25日

生産計画

月産3,000台(当面国内のみ)

主要諸元表

仕様/タイプ XT XR XE E
型式 E-SN E-SN E-SN E-SN E-SN E-SN E-SN E-SN
トランスミッション
5速マニュアル
       
トランスミッション
ホンダマチック
       
寸法・重量 全長(m) 4.090
寸法・重量 全幅(m) 1.635
寸法・重量 全高(m) 1.290
寸法・重量 ホイールベース(m) 2.320
寸法・重量 トレッド(m) 前 1.400
寸法・重量 トレッド(m) 後 1.410
寸法・重量 最低地上高(m) 0.160
寸法・重量 車両重量(kg) 890 900 915 895
寸法・重量 乗車定員(名) 4
寸法・重量 客室内寸法(m) 長さ 1.690
寸法・重量 客室内寸法(m) 幅 1.350
寸法・重量 客室内寸法(m) 高さ 1.035 1.050
エンジン エンジン型式 EK
エンジン エンジン種類
・シリンダー数
CVCC水冷直列4気筒横置OHC(無鉛ガソリン使用)
エンジン 総排気量(cm3) 1,750
エンジン 内径×行程(mm) 77×94
エンジン 圧縮比 8.0
エンジン 燃料ポンプ形式 電磁式
エンジン 燃料タンク容量(L) 50
エンジン 潤滑油容量(L) 4.0
エンジン 潤滑方式 圧送式
エンジン 点火装置形式 トランジスタ式
性能 最高出力(PS/rpm) マニュアル車:90 5,300 ホンダマチック車:85/5,300
性能 最大トルク(kg・m rpm) 13.5.3,000
性能 登坂能力(tanθ) 0.62
性能 燃料消費率(km/L)
(60km h・定地走行テスト値)
21 17.5 21 17.5 21 17.5 21 17.5
性能 最小回転半径(m) 5.0
性能 制動停止距離(m)
(初速50km h時)
14.0
走行伝達装置 クラッチ形式 マニュアル車:乾式単板ダイヤフラム
ホンダマチック車:トルクコンバータ3要素1段2相形
走行伝達装置 変速機形式 常時噛合式
走行伝達装置 変速機操作方式 フロア・チェンジ式
走行伝達装置 変速比 1速 3.181 L 1.565
☆ 0.903
R 2.045
3.181 L 1.565
☆ 0.903
R 2.045
3.181 L 1.565
☆ 0.903
R 2.045
3.181 L 1.565
☆ 0.903
R 2.045
走行伝達装置 変速比 2速 1.842 1.842 1.842 1.842
走行伝達装置 変速比 3速 1.200 1.200 1.200 1.200
走行伝達装置 変速比 4速 0.896 0.896 0.896 0.896
走行伝達装置 変速比 5速 0.718 0.718 0.718 0.718
走行伝達装置 変速比 後退 3.000 3.000 3.000 3.000
走行伝達装置 減速比 マニュアル車:4.615 ホンダマチック車:4.117
走行伝達装置 カジ取り形式 ラック&
ピニオン式
ラック&
ピニオン式+
パワーステアリング仕様
走行伝達装置 タイヤ(前・後) スチールラジアル
155SR13
スチールラジアル
175 70SR13
スチールラジアル
155SR13
走行伝達装置
主ブレーキの種類形式
油圧真空倍力装置付 前ディスク・
後リーディングトレーリング
(ライニングオートアジャスト機構付)
走行伝達装置
作動系統及び制動車輪
2系統 前右1輪-後左1輪・前左1輪-後右1輪
走行伝達装置
制動力制御装置形式
デュアル プロポーショニング装置
走行伝達装置
懸架方式(前・後)
マクファーソン・ストラット方式
独立懸架(スプリングオフセット方式)
走行伝達装置
スタビライザー形式(前・後)
トーションバー式

お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へお願い致します。