本田技研工業(株)は、数々の緻密な機構を持つ、新設計4気筒16バルブDOHCエンジン を搭載した大型2輪車「ホンダCB750K」を、12月13日より発売する。
CB750Kのエンジンは、ヨーロッパ選手権2輪耐久レースで3年連続チャンピオンの実績 をもつ、ホンダRCB(997CC)を基に開発したもので、信頼性・耐久性が高く、余裕ある 走りを楽しむことができる。
さらに、新設計のフレームと適切なサスペンションにより、軽快な操縦性と落ちつきある品格をそなえ、多様化した巾広い用途に適した扱いやすい大型2輪車である。(昭和54年騒音規制 適合)
なお、CB750シリーズは、1969年に発売以来10年間、多気筒エンジン2輪車の主流として、世界中のユーザーに愛用され、本年10月末までに67万台を生産している。
生産計画は、
月産4,500台(輸出含む)を予定している。
標準現金価格は
498,000円(北海道・一部離島を除く)である。
主な特長
エンジン
空冷4サイクル4気筒のDOHCエンジンは、1気筒あたり4バルブを持ち、748CCの排気量から最高出力65馬力/9000回転を得ている。高出力・高回転でありながら、低中速か ら高速までスムーズな特性をもち、市街地から高速道路まで常に余裕を持って走ることができる。
又、無接点式トランジスター点火装置の採用により、ポイントの点検・整備が不要で、強力な点火が安定して得られる。
フレーム・サスペンション
低いシート高を可能にした、新設計の軽量で強靱なダブルクレードル・フレームは、路面追縦 性、ショック吸収性にすぐれたサスペンションとあいまって、軽快でゆとりのあるライディングを楽しむことができる。
デザイン
タンクからサイドカバーに流れるストリーム・ラインと美しく精悍にまとめられたエンジンからダイナミックに流れる4本マフラーが風格あるデザインをつくりだしている。
静粛性
- ○2段式サイレント・カムチェーン、ハイボ・チェーン、油圧テンショナーなどエンジン各部の静粛性を追求。静かなDOHCエンジンとなっている。
- ○4本マフラーには新集合排気システムを採用。排気流が互いに干渉しあうことにより、低中速回転域でも強いトルクを得ているだけでなく消音効果も高めている。
各種装備品
- ○見やすく、扱いやすくレイアウトされたコンビネーションメーターパネル。後方視界がクリアに得られるブレの少ない新型バックミラー。雨中走行時の安定性を向上させたニューパターンのチューブレスタイアなど細かな配慮がされている。
CB750K 主要諸元
全長 (m) | 2.225 | |
全幅 (m) | 0.885 | |
全高 (m) | 1.150 | |
軸距 (m) | 1.515 | |
車両重量 (Kg) | 整備:250,乾燥:231 | |
最小回転半径 (m) | 2.6 | |
燃料タンク容量 (L) | 20 | |
燃料消費率 (km/L) (60km/h定地走行テスト値) |
32 | |
登坂能力 (tanθ) | 0.46 | |
エンジン形式 | 空冷4サイクルDOHC4気筒 | |
総排気量 (cm3) | 748 | |
内径×行程 (mm) | 62.0×62.0 | |
圧縮比 | 9.0 | |
最高出力 (PS/rpm) | 65/9,000 | |
最大トルク (Kg-m/rpm) | 5.9/7,000 | |
始動方式 | セルフ式 | |
潤滑方式 | 圧送式飛沫式併用 | |
潤滑油容量 (L) | 4.5 | |
一次減速比 | 2.381 | |
変速比 | 1速 | 2.533 |
2速 | 1.789 | |
3速 | 1.391 | |
4速 | 1.160 | |
5速 | 0.964 | |
最終減速比 | 2.388 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル式 | |
懸架方式 | (前) | テレスコピック式 |
(後) | スイングアーム式 | |
キャスター (度) | 27°30′ | |
トレール (mm) | 117 | |
タイアサイズ | (前) | 3.25H19-4PRチューブレス |
(後) | 4.00H18-4PRチューブレス | |
ブレーキ形式 | (前) | 油圧式ディスク |
(後) | ロッド式リーディングトレーリング |
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