本田技研工業(株)では、中型クラス2輪車の一層の充実をはかるために、 《CJ250T、CJ360T》を、CBシリーズに加えて新たに発売いたします。
このCJシリーズは、使いやすさ、安全性とともに、モーター・サイクルの原点としての「走るための機能」を最重点に設計した、シンプルで新しい感覚の2輪車です。
発売日
昭和51年4月26日
価格
CJ250T 259,000円
CJ360T 265,000円
(標準現金価格)
生産計画
月産 3,000台
(2機種で、輸出を含む)
主な特徴
性能・機能関係
- 1.OHC4ストローク2気筒エンジン(CJ250T:249cc 26馬力、CJ360T:356cc 31馬力)に、2 into 1の集合排気システムを採用。排気脈動効果により低中速回転時の高い出力と、低い騒音レベルが得られました。
- 2.車体側に深くたたみ込める、軽く使いやすいキック・アーム。さらにチェンジ・ペダルは操作しやすい大型です。
- 3.前輪のクッション・ストロークは140mmと長くとり、乗り心地と操安性を配慮しました。ボトム・ケースは精悍なブラック塗装です。
- 4.操安性に優れ、乗り心地も良好な、ダンピング・フォースの高い後輪クッションを採用しました。
- 5.後輪タイヤに新パターンを採用。コーナリング時にも接地面積が大きく、ロード・グリップに優れ、安定した性能を発揮します。
- 6.スポーティーで軽量なフロント・フェンダーを採用しました。
- 7.シャープなサイド・ラインのフューエル・タンクと、スリムで低いシートなどにより、足がつきやすくニー・グリップも楽なライディング・ポジションです。
取り扱い性と安全への配慮
- 1.メイン・スイッチはハンドル上面中央の操作しやすい位置に設置。使いやすい両面キイです。
- 2.大容量14L燃料タンクには、シンプルな外観をそこなわない、フラットなキイ付リッド(蓋)タイプを採用しました。
- 3.シート後方には、便利で容量の大きいコンパートメント・ボックスを装備。手まわり品やレイン・コートなどを収納できます。
- 4.バック・ミラーを左右とも標準装備するなど、安全性を十分配慮した2輪車です。
CJ250T,CJ360T 主要諸元
CJ250T | CJ360T | ||
全長(m) | 2.100 | ||
全幅(m) | 0.790 | ||
全高(m) | 1.125 | ||
軸距(m) | 1.375 | ||
車両重量(Kg) | 174 | ||
燃費(Km/L) | 40(50Km/h定地走行テスト値) | 38(60Km/h定地走行テスト値) | |
エンジン形式 | 空冷4ストロークOHC2気筒 | ||
総排気量(cc) | 249 | 356 | |
内径×行程(mm) | 56.0×50.6 | 67.0×50.6 | |
圧縮比 | 9.5 | 9.3 | |
最高出力(PS/rpm) | 26/9,500 | 31/9,000 | |
最大トルク(Kg-m/rpm) | 2.0/8,500 | 2.6/7,500 | |
キャブレター | CVバタフライ型 | ||
始動方式 | キック式 | キック式 | |
燃料タンク容量(L) | 14 | 14 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | ||
1次減速比 | 3.714 | ||
変速比 | 1速 | 2.500 | 2.437 |
2速 | 1.750 | 1.666 | |
3速 | 1.375 | ||
4速 | 1.111 | ||
5速 | 0.965 | ||
最終減速比 | 2.312 | 2.062 | |
フレーム形式 | セミ・ダブル・クレードル | ||
キャスター(度) | 63°30′ | 63°30′ | |
トレール(mm) | 85 | 85 | |
タイヤサイズ | (前) | 3.00S18-4PR | |
(後) | 3.50S18-4PR | ||
ブレーキ形式 | (前) | 油圧式ディスク | |
(後) | ロッド式リーディングトレーリング |
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