50年排出ガス規制適合車 NEW ホンダ CIVIC VAN

本田技研工業（株）では、このたびすでに50年商用車排出ガス規制をクリアーしている小型商用車CIVIC　VANに、大巾な改良を加え、＜NEW　ホンダ　CIVIC　VAN＞として新発売いたします。

　この車は、定評ある燃費を維持しながら出力アップを図り、取り扱い性の良い数々の装備を加えて、さらに機動力あふれる商用車となりました。

発売日

昭和50年8月21日

主要地区現金標準価格
(単位：千円)

オートマチック車は　36千円高

月産　2，000台（国内）

1.50年規制をクリアーしている従来の1．488ccのOHCエンジンをベースにバルブ配列の変更と、吸・排気マニフォールドの間に距離をとる形状としたため、混合気温度の低下で回転全域にわたる充填効率が向上。排気干渉を除去したセミデュアルタイプ・マニフォールドの採用や、太いエクゾーストパイプとあいまって、出力（75PS／5，500rpm）、トルク（11．0kg－m／3，500rpm）ともに向上し、登坂能力もアップしました。

2.圧縮比、点火時期、点火進角装置、バルブタイミングなどの変更で、出力、トルク特性に充分な余裕が得られました。
3.出力、トルクの向上により、動力性能面の余裕が増したため、変速比、減速比を変更し、特に4速のギアレシオを上げて、エンジンの静粛性、耐久性を増し、排気管にプリチャンバーを新設したことによって騒音も低減しました。
4.チョーク警告灯にブザーを追加し、チョークの戻し忘れを二重に警告することにより、主に CO，HC排出量増大や燃費の悪化を防いでいます。
5.エクゾーストパイプの一部にフレキシブルなパイプを使用し、主に無負荷回転（アイドリング）時の振動と騒音がボディへ伝わることを防いでいます。
6.その他、公害対策として下記の諸装置も装備しています。

1)ガソリンタンクの燃料蒸発抑止装置。
2)ブローバイガス還元装置。
3)無鉛ガソリン使用可能の特殊合金バルブシート。
4)燃料の霧化をスムーズにしてエンジンを安定回転させる吸気温度自動コントロール装置、混合気加熱マニフォールド、サーモスイッチ付電動冷却ファン。
（いずれも従来から適用のもの）

1.フロントロワーアーム、ラジアスロッド結合部にラバーブッシュを使用して、コンブライアンス（前後への追従性）をとり、路面の変化や障害物にあたった場合のショックを吸収するとともに、セッティングの変更を行ない操舵力も軽減しました。
2.フロントシートに大型のセミバケットタイプを採用し、居住性をさらに向上させ、疲労を防いでいます。（カスタム）
3.一体式のカーペットを採用し、足元がすっきりしました。（デラックス、カスタム）

1.ライティングスイッチをウィンカーレバーに組み込み、ビーム切り換え、パッシング（カスタム）も含めた集中コントロール方式を採用。走行中に使用する頻度の高いスイッチ類を、手の届きやすいステアリングコラム部に移したことにより、3点式シートベルト使用時にもスイッチ操作が容易です。
2.ブレーキマスターシリンダーのリザーブタンク液量が減少した場合に点灯するブレーキ液面警告灯を装備。ブレーキトラブルによる事故を未然に防ぎます。
3.フロントコンビネーションライトのレンズ色を2色（橙と白）に分け、方向指示器と非常点滅表示灯を橙、車幅灯と駐車灯を白として視認性を向上させました。
4.駐車ブレーキイコライザーのレバー比を変更して操作力を軽減し、またラチェットピッチの変更および握りを変更して良いタッチが得られました。
5.サンバイザーを大型化し、ソフトにしました。また、前席にワンタッチ3点式シートベルトを装備するなど安全への配慮をほどこしています。
6.リアウィンドーのワイパーアームはワンタッチで上方に保持できる自立式を採用。洗車や窓をふく場合も邪魔になりません。（カスタム）

(　)：カスタム
(　)：オートマチック

お客様からのお問い合わせは、「お客様相談センター 0120-112010（いいふれあいを）」へお願い致します。

ニュースルームトップへ