本田技研工業(株)では、この度、ツインシリーズ車第2弾としてホンダドリームツインシリーズCB360Tを新発売いたします。
この車は、ベイシックな中型スポーツ車を目的として開発されたもので、伝統的なツインエンジンをベースに動力性能の向上とモーターサイクルの持つダイナミック感をより強調した設計です。 また、扱いやすさ、安全性の上でもより充実させました。
特徴
- ○4サイクルOHCツインエンジンのパワーをフルに引き出せる6段ミッション
- ○ダイナミック感あふれるスタイル
- ○より充実した安全対策・装備
発売日
昭和48年9月12日
価格
253,000円
生産計画
月産 15,000台
(輸出を含む)
主な特徴
エンジン
- ○新設計の4サイクルOHC直立2気筒エンジン 最も使用頻度の高い回転域で大巾にトルクアップした設計は、低速から高速まで、ムラのない性能が得られます。
- ○6段ミッションを採用 オーバートップタイプの6段ミッションは、フラットトルクエンジンとの組合せで、スムーズにパワーが引き出せます。
- ○アイドルリミッター装備のキャブレター採用
- ○潤滑系に、信頼性の高いトロコイドポンプを採用
取扱性の向上
- ○ホイールベースの延長とハンドルまわりの軽量化により走行安定性が向上
- ○見やすい集合配置のパイロットボックス
- ○重量感のある音色のマフラー
- ○スノーチェン装着可能
安全対策
- ○明るいヘッドライト(50W)
- ○ブレーキ・ライニングの磨耗限界を知らせるブレーキウォーニングの採用
- ○レーンチェンジ用シグナルスイッチの採用
- ○大型のバックミラーを左右に装備
- ○作動がより確実な強制開閉式キャブレターを採用
- ○ヘッドライト、テールランプを別系統にし、系統に分けられたヒューズ
デザイン
- ○流れるようなイメージでダイナミック感と軽快さを強調するタンク、サイドカバー、シート類
- ○剛性アップをはかり、パイプ構成の美しさを生したアーチ型パイプフレーム
- ○フロントフォークまわりを、軽快なデザイン一新
- ○軽快感を与えるテールアップマフラー
CB360T 主要諸元
| 全長 (m) | 2.050 |
| 全巾 (m) | 0.775 |
| 全高 (m) | 1.125 |
| 軸距 (m) | 1.345 |
| 総排気量 (cc) | 356 |
| 整備車両重量 (Kg) | 172 |
| タイヤ (前輪) | 3.00-18-4PR |
| タイヤ (後輪) | 3.50-18-4PR |
| 最低地上高 (m) | 0.160 |
| 最高速度 (Km/h) | 160(1人乗り) |
| 燃料消費率 (Km/L) | 35 (60Km/h) |
| 制動停止距離 | 13.5(50Km/h) |
| 登坂能力 | 0.37 |
| 始動方法 | キック式セル式併用 |
| エンジン形式 | 直2横置4サイクルOHC |
| 内径×行程 (mm) | 67.0×50.6 |
| 圧縮比 | 9.3 |
| 最高出力 (PS/rpm) | 31/9,000(JIS) |
| 最大トルク (kgm/rpm) | 2.6/8,000(JIS) |
| キャブレター | CVバタフライ型 |
| 変速比 (1速) | 2.500 |
| 変速比 (2速) | 1.750 |
| 変速比 (3速) | 1.375 |
| 変速比 (4速) | 1.111 |
| 変速比 (5速) | 0.965 |
| 変速比 (6速) | 0.866 |
| 懸架方式 (前) | テレスコピック式 |
| 懸架方式 (後) | スイングアーム式 |
| フレーム形式 | セミダブルクレードル |
外観四面図 ホンダドリームCB360T
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