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1968年06月10日 ニュースリリース

10馬力にパワーアップした新鋭機登場! 駆動型ディーゼル耕うん機<F100>

技術のホンダがさらに磨きをかけて完成した、小型で耐久性のすぐれた高性能ディーゼルエンジンGD100を搭載した強力な耕うん機。

どんな農作業でも余ゆうをもってこなし、とくに馬力の必要な作業には絶対的な力を発揮します。

スマートなスタイル、30種をこえる特許、抜群の経済性、扱いやすさ……など数々の特徴を備え、しかもこのクラス最低の価格です。

全国標準価格

AC型、AS型 ¥306,000
BC型、BS型 ¥308,000

発売時期

6月10日

操作が簡単な完全リモコン方式

機体バランスがよく、コンパクトな設計。すべての操作がハンドルを握ったままできる完全なリモコン方式。バック耕耘はもちろん、どんな高畝でもらくにくずせ、だれでもベテランなみの作業ができます。油圧クラッチを採用した一面操作なので、長時間の運転も疲れません。

始動はセル一発

かかりのよいセルスターター付き。独自の設計で厳寒時にもボタンひとつで始動はOK。ボタンならではの扱い易さです。

バッテリー充電能力の向上

大容量のバッテリーを採用、新設のデイマースイッチにより強力充電が可能。過酷な使用にもバッテリーのあがる心配がありません。

ローターリーはセンター・ドライブとサイド・ドライブの2種があります

サイド・ドライブ方式はもちろんのこと、センタードライブ方式についても残耕の問題をまったく解消した新機構を取り入れてあります。トーションによるショック吸装置、泥附着防止装置などにより、ロータリーの耐久性がさらに向上、扱い易くなりました。

素早いロータリー着脱

他に類を見ない秒単位のワンチャック方式。さらに各種の作業機をセットでき、あらゆる作業が可能な画期的設計。

スマートなカバードタイプ保守点検も容易

大型2ライトを装着した凹凸のないカバードタイプで、露出部がなく安全、回転部や作動部への埃や水の浸入を防ぎ、水洗も容易です。しかもカバーの開閉が簡単で内部の点検、保守も能率的。

高出力・V2・空冷・4サイクルディーゼル

ホンダが誇る空冷4サイクルV型2気筒エンジンですから。小型で安定した高出力とすぐれた耐久性を発揮。又、振動が少くつかれません。自動車なみのフィーリングです。

作業性能表

作業名 10a 当り時間(分)   10a 当り燃費(L)
ロータリー平面耕 70~80 耕幅 550~620mm
耕深 120~130 mm
速度 0.54m/秒
1.8~2.1
ロータリー
うね立て(有心)
50 うね間 900mm
うね幅 600 mm
速度 0.35m/秒
1.3
犂耕 60 耕幅 39cm
速度 1.0m/秒
1.2~1.5
砕土 25 かけ幅 620
速度 1.4m/秒
0.80
運搬
(平担路)
14.8 km/時
定置作業 変速 I  820 (rpm)
変速 II 1210
変速 III 1470
変速 IV 2160

諸元表

重量 (kg) 本機  239    ロータリー 81
全長×全幅×全高 (mm) 2300 × 770 ×1200
最低地上高 (mm) 190
前傾角 38°
タイヤサイズ AC、AS型 500-12 2PR
BC、BS型 600-12 2PR
変速 メインチェンジ 前進 4段 ・ 後進 1段
サブチェンジ 2段 (低速、高速)
ロータリーチェンジ 4段
クラッチ メイン、サイド共 油圧式
エンジン 形式 空冷2気筒4サイクル OHV
排気量(cc) 479
出力(PS/rpm) 10/3000 (最高)
始動方式 セルスターターおよびデコンプ付ハンドルスターター

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