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第7回 CSPI-Expo2025レポート
最新建設・測量技術を現地取材

第7回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO 2025)が 6/18(水)~ 6/21(土)までの 4 日間、幕張メッセで開催されました。この展示会は、建設会社・測量会社をはじめ、その他業界関係者のための商談展として位置づけられており、来場者数は 57,362 名、建設や測量の生産性向上につながる技術を提供する約 405 社の企業様が参加されました。
会場ではメーカー各社様並びに、レンタル会社各社様ブースにおいて、Honda の MPP と eGX シリーズを搭載した建設機器が多数展示されました。本レポートでは、その活用事例とあわせ、現場での課題解決に向けた動きをご紹介します。(MPP/eGX 展示:14 社、展示商材 26 点)
第7回 国際 建設測量展 概要
- 開催日時
- 2025/6/18(水)~6/21(土)
- 会場
- 幕張メッセ(千葉県美浜区)
- 来場対象者
- 土木業 / 測量業 / 官庁・自治体・独立行政法人
コンサルタント業 / 道路・鉄道関連 / メーカー
レンタル・リース / 商社・代理店 / 情報通信・IT 関連業
サービス(検査・メンテナンス)/ 解体業 / 建築業
設計事務所 / 学校・研究機関 / 協会・団体
1. 建設現場の現状と課題
現在、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが、さまざまな業界で加速しています。建設業界においても、CO₂排出量削減や環境負荷低減への対応が急務となっている一方で、現場においては、以下のような様々な課題を抱えています。
- ・街中や屋内作業での排出ガス
- 住宅街や室内、地下といった換気の難しい環境での、エンジン機器による排出ガス問題
- ・限られた作業時間
- 深夜帯や規制時間内という時間的制約下における施工効率向上
- ・騒音・振動問題
- 夜間工事時のガソリンエンジンによる騒音や振動が原因となり、近隣住民から苦情が寄せられるケースが発生
- ・アフターサービス対応による工数負荷
- 修理対応やメンテナンスの発生により現場が停止し、人員・時間・コストが追加で発生することでの作業効率の低下
- ・電源確保の困難さ
- 電源が取りにくい現場での、電源準備や機器の使用に制約が発生
こうした現場のリアルな課題に対して、親和性が高いと考えられているのが、Honda が提供する交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」(MPP)や、電動パワーユニット「eGX シリーズ」です。
2. Hondaの電動製品:「MPP」と「eGX シリーズ」について
Honda は 2050 年に「Honda の関わるすべての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラル」の実現を目指し、「CO₂排出量実質ゼロ」に向けて取り組んでいます。その一環としてエンジン製品の電動化を進め、パワープロダクツ分野でも環境対応を推進しています。
Honda電動製品紹介

「Honda Mobile Power Pack e:」(MPP)
持ち運びできる交換式バッテリーとして、電動バイクをはじめ、様々な電動製品、建機までマルチユースに幅広く搭載可能です。

「eGX シリーズ - eGX 4.0 / 6.0 / 9.0kW」※(2026 年発売予定)
eGX は Honda の電動パワーユニット。MPP を搭載し、モーター・バッテリー・制御ユニットのセット供給が可能です。
※電動パワーユニットとは、電気を使って動力を生み出すシステム
GX エンジンの信頼性・耐久性を踏襲し、建設機械や産業機器など様々な機器への搭載が広がっています。
3. Honda 電動製品を搭載したメーカー各社様の商材展示
建機×Honda電動製品の親和性とは?
メーカー各社様並びに、レンタル会社各社様のブースに、Honda の MPP と eGX シリーズが搭載された機器を展示いただきました。

投光器
- 社名
- デンヨー株式会社※株式会社カナモトブースでの展示
- 商品名
- PL-241SLB(MPP 2個搭載)
- ターゲット
- 建設会社、並びに道路保守関連事業者
- 活用シーン
- 夜間工事や地下現場作業時での照明等
ユーザーの声
夜間や住宅街での工事では、ガソリン式投光器のエンジン音や排気ガスが近隣の方へのご迷惑にならないか心配でしたが、電動建機なら音や排出ガスを出さないので、その懸念なく作業を続けることができます。
※バッテリー交換なしで、強モードで約 9 時間連続運転可能

電動ハンドガイドローラー
- 社名
- 酒井重工業株式会社
- 商品名
- HV620 evo(eGX シリーズ+MPP 2個搭載)
- ターゲット
- 道路保守関連事業者
- 活用シーン
- 舗装工事現場でのアスファルト転圧他
ユーザーの声
バッテリー交換による充電ダウンタイムを気にする必要がなく、長時間の作業にも対応できます。夜間や屋内工事でも安心して、使用できることで、施工現場での稼働率向上にも繋がっています。
4. 建機の電動化に向けたセミナー
小型電動建機、普及期へ。株式会社カナモト様が特別セミナーで講演
2025 年 2 月に日本の地球温暖化対策計画が閣議決定され、国土交通省の「GX 建設機械認定制度」や「土木工事の脱炭素アクションプラン」など電動建機普及の動きが加速しています。
こうしたなか、建機レンタル大手の株式会社カナモトの庄野氏は特別セミナーで、建設業界の電動化がメガトレンドとなる背景を解説。特に小型電動建機の普及理由として、「交換式バッテリーによる充電時間短縮と作業効率向上」「騒音・排ガス対策」を挙げ、燃料費・メンテナンス費を含めたトータルコストでガソリンエンジン機器より安価になる可能性について言及しました。さらに、建設機器と親和性の高い Honda の MPP が多くの建機に採用され標準化が進んでいる現状も紹介し、今後 GX 建機認定制度への対象拡大や支援策の充実も踏まえ、電動建機の普及がさらに促進される考えを示されました。

5. 各社様ブースの様子
5. まとめ
イベントを通じた気づき
今回のイベントを通じて、Honda の MPP や電動パワーユニット eGX シリーズの搭載事例が増加し、電動建機への普及がこれまで以上に現場レベルで加速し始めていることを強く実感しました。
各社様のブースを回るなかでも、電動建設機器の展示が非常に多かったことから、「電動化は未来の話ではなく、実際に使用できる機器として選択肢に入ってきている」という空気が感じられました。
また会場でお話しした来場者の方からは
- ・「住宅地での夜間工事がやりやすくなりそう」
- ・「電動の課題でもある充電の待ち時間を気にすることなく、連続稼働ができるのはありがたい」
- ・「バッテリーの標準化が進むことで、現場の機器でマルチユースに使いやすくなる」
といった期待の声が寄せられ、電動化が環境対応だけでなく、現場での作業効率と使いやすさの観点からも求められていることを再認識しました。
電動化を進めるうえで多くの課題がありますが、Honda は GX エンジンで培った耐久性や技術力、豊富な開発実績を活かし、電動製品を通じて建設現場の課題解決と環境負荷の低減の両立を目指しています。今後も持続可能な社会の実現に向けて進化を続けながら、電動化の推進を加速してまいります。
今後もイベントや展示会などを通じて、訴求発信活動を続けてまいりますので、ご興味をお持ちの方は、お問い合わせ窓口よりご連絡ください。

