企業活動に関する取り組み
気候変動・エネルギー問題への対応
Hondaは、2050年企業活動における「CO₂排出実質ゼロ」と「カーボンフリーエネルギー活用率100%」をめざし、グローバルに生産・販売を拡大する可能性も視野に入れ、エネルギー使用量とCO₂排出量の低減に注力しています。
この目標の実現に向けて、Hondaは生産効率向上、省エネルギー取り組みの推進、低炭素エネルギーへの転換、再生可能エネルギーの活用の順にCO₂削減を推進しています。2050年カーボンニュートラル目標達成に向けて、Hondaでは初となるカーボンニュートラル工場を埼玉製作所完成車工場で2025年度に実現する予定です。
その工場で構築した技術をグローバルに展開するにあたり、事業所間、地域間の情報共有を促進する仕組みを構築するとともに、日本からの技術サポートにも力を入れていきます。 さらに、グローバルで再生可能エネルギーの活用も積極的に進めています。
Hondaは地域社会のCO₂削減に直接的に貢献できる方法を優先して採用しています。具体的には新たに発電設備を設置することに重点を置き、自社敷地内への設置から検討を始め、順次敷地外まで範囲を広げて活用拡大に取り組んでいます。
2022年度にはHondaの世界の事業所では、ソーラー発電や風力発電など合計1,498GWhの再生可能エネルギー由来の電力を活用しました。前年度よりも694GWh、86%増加しました。今後も、2030年までに熊本製作所で太陽光発電システム能力を20MWまで拡大する計画など、地域の状況に適した再生可能エネルギーの利用を進めていきます。
熊本製作所(5.35MW)
埼玉製作所 完成車工場(2.0MW)
ボイリング・スプリングス風力発電所
(120MW)