全国大会 2010 レポート&リザルト

大会概要

"本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2010 第30回 全国大会"は、2010年10月9日（土）、10日（日）の2日間、栃木県ツインリンクもてぎにて開催いたしました。本大会は、限りあるガソリンの有用性を考え「1リットルのガソリンでどこまで走れるか？」をテーマに、参加チーム各々が、想像力を駆使し挑戦する科学のモータースポーツであり、全国各地の中学校や高等学校、大学、短大、高専、専門学校や、社会人のチームが毎年多数参加しています。今年のエントリー数は、449チームと昨年よりも多く、内42チームが初参加となりました。海外からは、中国、タイ、ベトナムの3カ国から4チームがニューチャレンジクラスに参加し、中国チームが入賞し活躍するなど、国際色が豊かな大会にもなりました。

決勝日は、午前8時より開会式が行われ、吉田正弘大会会長の開会宣言で本大会の幕が開けました。開会式では、昨年優勝した高校生クラス・栃木県立矢板高等学校による優勝旗返還に続き、高校生クラス・福島県立塙工業高等学校の水野祐輔君が、参加者を代表して力強く選手宣誓を行いました。

中学生クラスには21チームがエントリーし、川崎市から参加した「川崎市立宮前平中学校Aチーム」が705.944km/lの記録で優勝しました。中学生クラスのスタート時は、雨はあがったものの路面が濡れていたため走行抵抗が大きく、昨年の記録1,084.487km/lには及びませんでした。高校生クラスは、最も多い168台がエントリーしました。優勝したチームは「松栄高等学校EPL」で、記録は1,654.556km/lでした。今年は、21チームが1,000km/lを超える好記録を達成しました。大学、短大、高専、専門学校生クラスでは101チームがエントリーし、「名城大学 エコノパワークラブ」が1,656.807km/lで優勝しました。去年の優勝チーム「金沢工業大学夢考房プロジェクト」は2位でのフィニッシュでした。一般クラスは69チームがエントリーし「ATP」が3,021.720km/lの好記録でクラス優勝を獲得するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる"最優秀賞 本田宗一郎杯"を授賞しました。ニューチャレンジクラスでは10チームがエントリーし、「栃木県立矢板高等学OB」が1,604.418km/lの記録で、昨年に続き優勝しました。2人乗りクラスは20チームがエントリーし、「宇都宮工業高校 科学技術研究部」が954.473km/lで優勝を飾り、市販車クラスでは60チームがエントリーし、「Little Cubs」が315.992km/lの好記録で優勝を獲得しました。

また、特別賞のデザイン賞は一般クラスの「チーム48」が選ばれ福永頌特別賞審査委員から賞が贈られました。
新人賞には、中学生クラス「信州大学付属長野中TEAMMUT」と高校生クラス「TEAMしょーよー」が選ばれ、吉田正弘大会会長より賞が贈られました。30th アニバーサリー賞には、一般クラス「T-ONE」と「TEAM LUCKY」の2チームが該当し、村松慶太組織委長より賞が贈られました。残念ながらHonda エコ マイレッジ チャレンジ賞は選出されませんでしたが、参加者の創意工夫には目をみはるものがあり、第31回大会での記録更新に期待したいと思います。

全国大会リザルト

本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2010 第30回 全国大会 各グループリザルト

• グループI 中学生クラス(36KB)
• グループII 高校生クラス(180KB)
• グループIII 大学・短大・高専・専門学校生クラス(112KB)
• グループIV 一般クラス(80KB)
• グループNC ニューチャレンジクラス(24KB)
• 2人乗りクラス(36KB)
• 市販車クラス(76KB)

各クラス優勝チーム

特別賞受賞チーム

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