| 主催 | 公益社団法人自動車技術会 | ||
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| 会場 / 開催期間 | パシフィコ横浜 (神奈川県横浜市) / 2025年 5月 21日(水)~ 23日(金) Aichi Sky Expo (愛知県常滑市) / 2025年 7月 16日(水)~ 18日(金)
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人とくるまのテクノロジー展とは

人とくるまのテクノロジー展は、公益社団法人自動車技術会が主催する自動車技術最大の専門展示会です。1992年の横浜開催以来、2014年からは名古屋展示会を、2021年からはオンライン展示会を実施しています。
世界の企業を中心に最新技術や製品が集うなか、Hondaも最新モビリティの技術や製品を第一回大会から出展しており、本田技術研究所も最新の研究成果の一部をHondaブースに出展しています。
本ページでは、2025年の展示パネルと動画を掲載しています。
Hondaブース




2025年度のHondaブースでは、2050年の「カーボンニュートラル」と「交通事故死者ゼロ」実現に向けた技術に加え、
次世代「知能化・電動化」技術を出展しました。
出展概要
次世代技術 “Thin, Light, and Wise.(薄く、軽く、賢く)”
次世代Honda SENSING
交通事故ゼロ社会と自由な移動の喜びの実現に向け、安全・安心でシームレスな人の移動を支援する技術を紹介します。LiDARやカメラなどのセンサーを組み合わせるフュージョン技術や独自AIによる進化で、一般道での運転支援拡大や駐車支援の拡大、独自AIのリスク予測とスムーズな回避、また、アイズオフ対応範囲の全域化など、シームレスな移動を提供します。
次世代Honda SENSING
ダイナミクス統合制御
ステアリング、サスペンション、ブレーキ、電動モーター等のバイワイヤデバイスを統合制御することで、意のままのハンドリングを実現する技術を紹介します。また、Honda独自のロボティクス技術で培った、3次元ジャイロセンサーを用いた高精度の3次元ジャイロ姿勢推定と安定化制御により、挙動が乱れる前に車体を安定化し、旋回を滑らかにします。加速時には、電動モーターとブレーキが連動し、高速・高精度にタイヤのグリップを制御。さまざまな路面環境において安定した気持ちの良い加速を実現します。
ダイナミクス統合制御
薄型・軽量バッテリーパック
生産技術の革新により薄型化と軽量化を実現た次世代バッテリーパックを展示します。衝突時の加重を分散するボディー構造とすることで、従来バッテリーの衝突保護のために確保していたスペースを削減し、バッテリーの搭載可能面積を拡大。軽量・薄型化されたバッテリーパックを最大効率で搭載することができ、航続距離の拡大に寄与します。
薄型・軽量バッテリーパック
Safety 『Hondaの二輪・四輪が関与する交通事故死者ゼロ』の実現に向けた取り組み
安全・安心ネットワーク技術※
ネットワーク技術の活用により、全ての交通参加者と共存できる安全社会の実現を目指すHondaの取組みを紹介します。インフラ、車載カメラ、スマートフォン等の情報をサーバーに集約し、デジタル空間上に交通環境を再現。人の状態・特性を考慮したシミュレーションを行い、リスク回避の最適な支援情報を算出。協調型リスクHMIにより、四輪/二輪/歩行者へ直感的に通知し、事故発生手前で未然に安全行動を促します。
安全・安心ネットワーク技術 世界観動画
安全・安心ネットワーク技術 実証動画
CI運転支援技術※
人と分かり合える独自の協調人工知能「Honda CI(Cooperative Intelligence)」を活用した運転支援技術を紹介します。車両周囲のリスクを予測すると同時に、ドライバーの視線を推定し、ドライバーがリスクを見たか判断することで、必要な時だけドライバーへ安全行動を促し、未然に事故を防止します。さらに、本技術を既販車へも広げるため、手軽に後付け可能なドライブレコーダー型デバイスにCIを組み込んだ「CI運転支援システム」を開発しました。
CI運転支援技術
Environment 『全製品・企業活動を通じたカーボンニュートラル』の実現に向けた取り組み
リソースサーキュレーション技術※
「自由な移動と喜び」を提供し続けるため、サステナブルマテリアル100%での製品開発にチャレンジしていきます。リソースサーキュレーション技術の一例を紹介します。
リソースサーキュレーション技術 世界観動画
アルミダイカスト完全水平循環技術
ナイロン6の水平リサイクル技術
※本田技術研究所からの展示技術
Hondaブースの様子

技術展示
各技術の説明パネルや動画を大型モニターを用いて展示。
実際のデバイスを用いた概念モデルの展示や、開発材料を適用した車両や製品サンプルなどを展示しました。

技術プレゼンテーション
計7つのテーマごとに、担当する技術者がブース中央の大型LEDディスプレイを用いて約10分間のプレゼンテーションを実施。
多くの来場者に、技術のポイントや独自性を資料と動画を織り交ぜて解説しました。

説明員とのコミュニケーション
各技術の開発者が技術説明員として対応。 来場者への技術説明だけでなく、技術に関するディスカッションを行うとともに、Hondaに対するご意見をお伺いするなど有意義なコミュニケーションの場となりました。
特別展示
Hondaブースの他に、自動車技術会(JSAE)が企画する特別展示にも出展しました。
本年のJSAE企画展示は 「新しい技術との融合で創る クルマとモビリティの未来ーDXで広がる自動車技術ー」を展示テーマと掲げ、Hondaから四輪の新車開発におけるAI活用の技術を展示しました。
また名古屋展示会で例年恒例となった新技術搭載車両展示には、Hondaから電動二輪1台と外装にバイオ由来/廃車由来のプラスチックを用いた二輪車3台を展示しました。

JSAE企画展示(横浜/名古屋)
歩行者保護性能を考慮した車両デザイン検討のための
自然言語駆動型3Dモデル生成技術
『自動車開発の進化』のコーナーにて、自動車のデザイン検討段階において、歩行者保護性能を満たした形状の自動設計を目指し、生成AIとの対話からユーザ要求を満たした3D形状を作成するシステムの開発を展示しました。

新技術搭載車両展示(名古屋)
CUV e: / NC750X / X-ADV / Forza750
交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を動力用電源に採用した原付二種の電動コミューターと、環境に優しいバイオエンジニアリングプラスチッやリサイクル材を外装の一部に使用した大型スポーツモデル3台を展示しました。















