1955
ついに一翼に
現ウイングマークの原点
ついに一翼に
現ウイングマークの
原点
A SINGLE-WING DESIGN.
TODAY'S WING MARK TAKES SHAPE.
TODAY'S WING MARK TAKES SHAPE.
細やかな羽根のディテールをもつ
大きな一翼。
左右のタンクに
向きを違えて付けられたこの翼は、
進行方向を示し、
まるでバイクに翼がはえているよう。
「世界にはばたく」イメージに加えて、
乗り物として大事な「動き」を
強調することになった。
ヒストリー
HISTORY
01
Hondaを表す
新たな公式マークとして
想いが込められた一翼のウイングマークは、二輪車のタンクに付けられただけでなく、Hondaのシンボルマークとしても採用されるようになる。カタログや広告、ショーにもHondaを示すために登場し、また1961年に完成した本田技術研究所の外壁にも、誇らしく大きなウイングマークが取り付けられた。
02
富士登山レースで
優勝
一翼のウイングマークが初めてついた1955年のドリームSA号は、開発当初の目標主力を上回るモデルに仕上がった。第3回富士登山レースに出場し、見事優勝を勝ち取った。
03
エンブレム一つひとつに
個性が宿る
ディテールが細やかに表現された翼の下には、「Dream」や「Benly」などそのエンブレムが付いているモデルのブランド名が添えられた。また羽根はエンブレムによってデザインの細部が絶妙に変化し、それぞれオリジナルの姿をもっていた。統一した規格を定める前の、古き良き個性がそれぞれに見いだせる。
プロダクト
PRODUCTS
ドリーム SA型 1955
250ccでHonda初のOHCエンジンを搭載したモデル。精密加工が可能な工作機械と技術研究により実現した。1953年に軽自動車二輪の排気量の上限が、従来の150ccから250ccに拡大されたことにより、250ccの新規エンジンを開発しドリームSAが発表された。
ベンリイ CB92 スーパースポーツ 1959
レースにおいてライダーが好成績を獲得できることを目標に開発し、リッターあたり100PSを超える高性能を発揮。1959年に浅間山麓で開催された第3回浅間火山レースの125cc耐久レースで新進気鋭の北野元選手が優勝した。