「カフェカブミーティング in 青山」
「カフェカブに寄せて」コメントページ

 「カフェカブミーティング」では、毎年「バイクフォーラム」として、様々なゲストをお招きしてカブについての熱い想いを語っていただき、カブファンの皆さまとの親交を深めてまいりました。

 

今年はオンラインでの開催となり、リアルな場での集いは残念ながら開催できませんでしたが、「バイクフォーラム」の過去ゲストを含む、歴代カブの開発責任者(LPL)やいつも取材いただいている媒体社さまから、カフェカブに寄せてコメントをいただきました。

 

カフェカブにエントリーの方々はもちろん、今回のオンラインイベントをきっかけにカブに興味を持っていただいた方々も、ぜひお読みください。

LPL コメント

本田技研工業 二輪事業本部 ものづくりセンター
ものづくり企画開発部
購買・原価改革課

竹中 正彦 たけなか まさひこ

1997年に商品化された初代リトルカブの開発責任者
入社以来 主にコミューターの設計、開発を手掛ける。
スーパーカブと同年代であり同じ時代を過ごして来ている。

ようこそ カフェカブミーティングへお越しくださいました。
今回はWEB開催となり より多くのカブに興味が有る皆さんとイベントを楽しめる事にワクワクしています。

カフェカブミーティングはリトルカブが発売された1997年から始まりましたが、実は翌年の第2回ミーティングで一度皆さんとお会いしているんです。もう20年以上も前の事ですが皆さんとお会い出来てとてもうれしかったのを覚えています。

リトルカブの開発ではその前からもスーパーカブについて成り立ちや先輩方の想い、お客様の声など多方面からいろいろ考えていました。でも私の感じるところでは 皆さんのほうがよほどよく解っていらっしゃいますね。又カブほど幅広いファンがいるモデルは他にないのでは。聞く人聞く人さまざまな関わりを持っていて更に世界を広げていらっしゃいます。

カブを創ったのはホンダですが60年以上もずっと育ててくださっているのは皆さんです。
そう、あなたもその一人なんですよ♪ そんな皆さんとこのイベントを楽しめるのは本当にうれしいです。

私は親が乗っていたC105から始まり高校への通学もスーパーカブを使っていました。雨の日も雪の日もちゃんと走ってくれる頼もしい相棒で、その間一度も遅刻や欠席したことはありませんでした。今は通勤と近所のお散歩にリトルカブを愛用しています。

今までオフロード車やレーサー、ロードスポーツ、カスタム系、スクーターなどいろいろ乗って来ましたが 結局カブに戻ってきました。

そんなカブの世界をみなさんと一緒に楽しみ広げて行きたいと思っていますので これからもカブをよろしくお願いします。

このイラストは90年前後、社内用に私が描いたものです。
結局使われませんでしたが、三樹書房様のリトルカブ本の編集が終わった時にお礼として送ったものです。
そうしたら「まだ間に合うので載せていいですか?」との提案が有り、掲載となりました。
リトルカブ

本田技研工業 二輪事業本部 ものづくりセンター
熊本ものづくり企画・開発部生産企画課
ものづくり戦略LPL

今田 典博 いまだ のりひろ

初代C100の誕生から51年目の2009年に刷新した C110 (JA07) の開発責任者 その後2012年にグローバルモデルとして発売したJ010、2013年のJ010派生モデル初代クロスカブの誕生にも携わる。

カブファンの皆様、お久しぶりです。2009年のJA07の発売以来2013年のクロスカブのお披露目までの4年の間、カフェカブを通じ、皆様と親睦を深められたと思っています。

その後カブの開発を離れ、2017年から今年7月までインドで商品企画の仕事をしてきましたが、今年8月より日本の熊本に戻り、現在は未経験のFUNカテゴリーの仕事に携わっています。

日本に帰ってきたので、これからは、いちカブファンとしてカフェカブに参加させて頂きます。

今後とも、ホンダのスーパーカブを末永く応援宜しくお願いします。

スーパーカブ 110 (JA07)

本田技研工業 ライフクリエーション事業本部 戦略企画部

金塚 征志 かねづか まさし

2013年 初代クロスカブの開発責任者
2013年 初代クロスカブの開発責任者

「我こそはカブ!」な皆様。
ご無沙汰しております! or 初めまして!

暑い日から一気に寒い日となり、「バイクの気持ち良いシーズンはどこへやら」な季節感ですが、皆さまはそんなことを意に介さず、カブといろんな形でコミュニケーションをとっていることと思います。

皆さまとお会いしたのは2012年のカフェカブにて、クロスカブを初公開したタイミングでした。

先日モーターマガジン社から発売になった「All about CT/Hunter CUB」にも当時のことが載っています。

振り返ると、随分と大胆なことをしたなと思いますが、「絶対に盛り上がる」と何か確信めいたものも持っていた事も思い出されます。

今のクロスカブがあるのも、まさに、あの時を共有した皆さまのおかげと言えますよね。

クロスカブ ワールドプレミア@カフェカブ青山
写真提供(株)東京エディターズ

ここで突然「今だから言えるクロスカブの秘密」のコーナー(第1回目にして最終回)。

クロスカブの開発には、当初からごく一部の人間だけで話していた「ある裏テーマ」がありました。
それは、このクロスカブに加えてさらに「いつかはハンターカブ復活」でした。

え?全く意外でない? そんなことあたりまえでしょ?
そう思う人も多いと思いますが、当時は夢の話の一つでした。

気が付けばあれから8年。
私も開発現場を離れ、2代目クロスカブの開発にも関わっていませんし、カフェカブの場で皆さまに挨拶をさせてもらっている開発者の顔ぶれも次々と変わっています。

でも、ハンターカブの仲間入りは実現しました。
それをつなげたのは、変わらない「カブへの想い」。皆さまは、その想いを体現している存在なんだと思います。

カブに対する熱い想いこそが、クロスカブの提案やハンターカブの復活につながったのはもちろん、スーパーカブシリーズが累計生産1億台を突破し62年目に突入してもなお、「カブのまま」進化を続けられているのです。

これからも、相棒として、よろしくお願いします。

開発現場を離れてからもスーパーカブに携わる企画をやっていました
https://www.honda.co.jp/pod/
クロスカブ

本田技研工業 二輪事業本部
ものづくりセンター商品開発部 商品開発課

亀水 二己範 かめみず ふみのり

2017年モデルよりカブシリーズの開発責任者
2017年モデルよりカブシリーズの開発責任者

カブファンの皆様、いつもカブに興味を持って、見て、使っていただきありがとうございます。このコロナ禍、毎日の生活さえ大変な中、カフェカブへのご参加、心から感謝申し上げます。
そしてこの状況にあっても、カブの開発を生業と出来る事、感謝に堪えません。

イキナリですが、昨年10月3日のカフェカブ九州にてお話させていただいたお客様のエピソードを紹介させてください。
『C125を買って人生が変わりました。』・・・なぜ?

19年カフェカブ九州 こんな天気でしたね。なつかしか~~

その方は、お子様に恵まれず同年代の集まりなどで共通の話題がなく感じ始めていた時、旦那様の誘いで共にツーリングに行こうと思い立ち、免許を取り、美しさに惹かれ!C125をお買い頂けた方でした。

初の夫婦ツーリングから、立ち寄る先でカブ談義!必ず声を掛けられるのが嬉しい驚きだったとの事。今では、そんな仲間がた~くさん増えて、楽しい交友が更に広がる毎日です。

と、涙ながらにお話しされるのを聴き、こちらも危うく泣き・・・。

仕事では幾度も壁に突き当たりますが、この様にお客様のお話を糧に、ピンチはチャンス!と、取り組んでいます。

ちょっと視野を広げる、見方を変えてあちらに向かう、お客様の声は本当に真摯に聞くべきですね。感謝!!!

17年モデル開発完了時、こんなのデザイナーに作ってもらい、チーム員に額に入れて配ったんです。
カブ開発は本田さん・藤沢さんへの挑戦・・・いつも思わされます。

今回は、そんな、皆様の貴重なお話やご意見を生で伺うことができないのが至極残念ではありますが、カブファンの皆様のご健勝をお祈りしながら、次の機会を楽しみに、モデル開発に想いを込めて行きます。

重ねて、カブに興味を持たれる皆様に感謝。ありがとうございます。

スーパーカブ 50
スーパーカブ 110

本田技研工業 経営企画統括部 サステナビリティ企画部

勝田 淳平 かつた じゅんぺい

2018年モデル スーパーカブC125の開発責任者
2018年モデル スーパーカブC125の開発責任者

カフェカブ2020にご参加の皆様。
いつもカブをご愛顧いただきありがとうございます。

今年はコロナ禍における、これまでにない形での開催となりますが、青山に来ることが難しい方もご参加いただけるという良い点もありますので新しいカブファンの方も常連さんも皆さんで楽しんでくださいね!!

C125の開発も初代のC100のDNAを承継しながら、新たなカブの世界を提供することでさらにカブファンを拡大したい!!と思いながら開発に取り組みました。

SNSなどで検索するとC125をきっかけにYoutubeを始めた方や、C125との日常を楽しんでいただいている姿を見てこちらも元気をもらっています!!おもわずニヤニヤしております。

皆様のおかげで、カブの開発に関われた喜びが倍、いや1000倍になっています。再び皆さんと直接お会いできることを楽しみにしています!!

2018年にカフェカブ青山で登壇させていただきました。
タイ バンコクのCUB Houseにてオーナーと。私もこのオーナーもC125ユーザーのカブラーです♪
そしてこのC125にはなんと八郷社長のサインがw 多分世界に1台だけです。
スーパーカブ C125

Honda R&D Southeast Asia
Product Engineering Division

箕輪 和也 みのわ かずや

2008年、中国の110cc CUBを皮切りに、2011年Wave110i(タイ・インドネシア・ベトナム他、全世界各国)シリーズなどいわゆる“タイカブ"系統の完成車設計を担当。
2014年を最後にタイに赴任していたが、2019年のADV150開発責任者を経て昨年CT125の開発責任者としてついに本家日本向けカブに関わることに。

カフェカブへご参加いただいたカブファンの皆様、こんにちは。
残念ながら直接参加することが出来ず、タイからご挨拶をする形となりました。

CT125をお待ちいただいている皆様、大変申し訳ありません。
一日も早くお届けできるようにフル稼働しておりますので、どうか今しばらくお待ちください。

私が初めて設計主担当として携わったWave110iが街中に溢れる(年間30万台以上売れています)タイの地で日本のお客様に向けてカブを、それもファンが多いハンターカブを開発出来た事を嬉しく思います。

この開発は日本での原二市場の盛り上がりと、ハンターカブの再来を期待するお客様の声を受け日本を主な市場と想定し開発スタートしました。

バンコク CUB House

タイでは過去にハンターカブが売られたことはなく、企画スタート当初はタイ側も「このコンセプトの魅力が良く理解できない」、「日本では売れるかもしれないが、タイではまだ早い、受けない」という声が大半でした。

そんな中でもチーム全員で、日本で生まれ世界のファンが育ててきたハンターカブの文化・魅力・歴史を深く学び理解し最後には日本で待ってくださっているお客様の期待を裏切らない商品を創り上げてくれました。

結果としてタイでも大きな話題となり、バイクと共にある新しい楽しみ方・文化が生まれつつあります。

タイの街並み

日本でも皆さんから想像をはるかに超える反響をいただいており、さらにかつてCT125が活躍したアメリカやオーストラリアからも想定を超える注文が届いています。

このような企画を始めることができたのも、ひとえに日本のカブファンの皆さんが数十年前にわずか数年だけ売られた言わば「変わり種モデル」を育て、今に至るまで愛し続けてくださったおかげです。

本当にありがとうございます。
新たにカブファミリーに加わったCT125も、長く愛し育てていただけると幸いです。

スーパーカブ C125

媒体からのコメント

オートバイ編集部

松下 尚司


最新の情報で読者に応える二輪総合誌!
「乗る楽しさ」をメイン・テーマとする二輪車誌の老舗。初心者からベテランまで 幅広い読者を対象とし、ニュー・モデル、ツーリング、用品解説などすべてにわたって詳細な情報をレポートしています。

カフェカブミーティングin青山に初めてお邪魔したのは18年ほど前です。

当時は、APEやカブなど、ミニをメインとした二輪専門誌の編集部で働いていた関係で、常にカブ乗りの中でも上級者の方々と沢山会っていたとは思うんです。

でもカフェカブミーティングに参加する人の車両はその中でも特別だった記憶があります。

年代モノの希少なカブがそこら中にあるし、カスタムは個性的でとにかくハイレベル。

会場には文字通り老若男女のカブ乗りが集まっていて、例えカブオーナーじゃなくても、その場にいるだけでワクワクできちゃう。

こういうイベントはなかなかないんじゃないかなって思いますよ。

学研プラス ライター

栗栖 国安

2018年に企画から編集に携わったこのMOOKでは、スーパーカブ誕生60周年にちなんで歴史から旅まで幅広く取材活動に携わった思い出深い本です。北海道で開催されたカフェカブパーティーの取材など多くのカブファンとも交流ができました。


スーパーカブと本 スーパーカブを読む|SUPER CUB FANSITE

取材というかたちですが、ここ数年は毎回カフェカブに顔を出しています。

中でも青山で開催されるカフェカブミーティングは参加台数が膨大で、参加者であるカブ主たちの熱気に圧倒されます。

ずらりと並べられたカブはどれも個性的で、それらカスタムカブを眺めているだけでも楽しい気持ちになります。

中には半世紀以上も前の車両もあって、カブ主たちの愛情の深さをいつも感じます。
実は僕自身も、バイクを走らせる楽しさを初めて実感させてもらったのがスーパーカブでした。

高校生のとき、友人のスーパーカブを畦道で走らせたのがバイク初体験でした。
にもかかわらず、ちゃんと走ることができたのは自動遠心クラッチのおかげでした。

以来、現在に至るまでバイクのある生活を続けていますが、つい先日、スーパーカブ110を購入し、カブ主の仲間入りを果たすことになりました。

今後はコツコツとカスタムしていき、自分なりのカブに仕上げていきたいと考えています。そして来年のカフェカブミーティングin青山にはぜひとも参加したいですね。

東京エディターズ 社長

中尾 祥司


『All about CT/Hunter CUB series ── CT・ハンターカブ大全』発売中です
本書では、アメリカのみで販売されていたハンターカブと呼ばれる以前のモデルから、初代ハンターカブ、CT50~110シリーズ、クロスカブ、そして最新のCT125まで、その歴史を集約。貴重な歴代モデルの写真やカタログも掲載した、CTシリーズの保存版です。
■All about CT/Hunter CUB series -CT・ハンターカブ大全
■発行元:(株)モーターマガジン社
■企画・編集:(株)東京エディターズ

「カフェカブ・ミーティング」、今年はコロナ禍の影響でオンライン開催となりましたが、それでも1997年から行われている歴史あるイベントが途切れることなく開催されて何よりです。

スーパーカブを愛する多くの人たちのための、スーパーカブを愛する多くの人たちによる、この「カフェカブ・ミーティング」の開催を、心よりお喜び申し上げます。

BS11 MotoRISE(三銃士) プロデューサー

添田 春彦

BS11のオートバイ専門番組「MOTORISE」
モーターサイクルシーンのハードからソフトまで楽しさ満載。
全国無料視聴にて毎週日曜日の夜10時から放送中です。
是非ご覧ください。

その魅力はー 皆の笑顔に溢れている。〝カフェカブミーティング〟

三樹書房 社長

小林 謙一


カブシリーズの書籍を多数出版

ホンダ リトルカブ 開発物語とその魅力(2020年3月発売)
ホンダ スーパーカブ 世界戦略車の誕生と展開(2019年9月発売)

など

オンラインによる『第24回 カフェカブミーティング in 青山』の開催おめでとうございます。

スーパーカブが再び日本で製作されるようになり、魅力的な110㏄のモデルが加わり、さらに伝統的なデザインをイメージさせるスーパーカブC125、CT125の登場によって、スーパーカブシリーズはここ数年間でもっとも車種の充実が図られています。

学生時代からスーパーカブが好きで、2018年には『スーパーカブの軌跡』(三樹書房刊)の本まで書いた私ですが、良き相棒として自分なりのスーパーカブを楽しむ方々が集まるカフェカブミーティングは、一年で一度の楽しみなイベントのひとつです。

参加の皆さんが支えることでこの魅力あるミーティングがこれからも30回、40回と長く続けて欲しいと私は願っています。

モーターサイクリスト 編集長

五十嵐 重明


1951年に創刊、来る2021年で70周年を迎える二輪総合誌です。
新車情報をベースにしながらも、ライダーのライフスタイルの変化に合わせ、近年はツーリング情報にも力を入れ、バイクの楽しさを幅広くご紹介しています。

カブが持つ隠れた楽しさや奥深い魅力がここまで広まったのは、カフェカブミーティングがあったからこそ。

オーナーの皆さんの楽しみ方が、これからオーナーになる人たちの楽しみ方のヒントに。

そんな楽しみの連鎖を、これからもどんどん広げていってください!

モトチャンプ 編集長

成島 義人


読者を積極的にリードしていくトレンディー・マガジン

『モトチャンプ』ではビギナー層を中心に、あらゆるバイクの楽しさの入り口となる情報を、時代が生み出すバイクの流行を敏感に取り入れながら誌面を展開しています。「楽しくなくちゃバイクじゃない」をキーワードに、気軽にバイクに親しみ、走り、改造するうちにさらにバイクの深い魅力を知り、一段とオトナのユーザーになっていただくような誌面作りを心掛けています。また、ホンダ・モンキーを始めとする4ストミニ改造の世界も本誌の編集展開の柱として定着し、世代を超えて多くの読者にご愛読いただいております。

カブヌシのカブヌシによるカブヌシの祭典!
こんな時代にも、カフェカブミーティングは負けるもんか。

ウエルカムプラザ青山トップ > イベント一覧 > 「カフェカブミーティング in 青山」 「カフェカブに寄せて」コメントページ