2014年12月26日から2015年1月8日の約2週間、アメリカ・ロサンゼルスにて、
東日本大震災の被災地である宮城県の高校生20名が参加し、
世界共通言語である“音楽”を通じたプログラム「TOMODACHI Honda 文化交流プログラム 2015」を実施しました。
参加した学生達は、さまざまなプログラムを通じて、日米の文化の違いを体験。
また、東日本大震災発生後の米国による「トモダチ作戦」の緊急人道救援活動に対し、
被災地の代表として感謝の気持ちを伝えました。
2014年12月26日(金)〜2015年1月8日(木)
ローズパレードとは、アメリカのカリフォルニア州パサディナ市で毎年元旦に開催され、アメリカン・ホンダモーターがメインスポンサーを務めています。このパレードは、70万人の観客、そして、5千500万人がテレビの中継を視聴するという、アメリカの伝統的な祝賀行事です。学生達は、米軍の方々とともにトップバッターとしてパレードに参加。大観衆からの声援を受けながら、一生懸命練習した“楽器”を演奏しながら、約2時間にわたるパレードに参加しました。その後は、“ローズ・ボウル”(フットボール)を観戦し、本場、アメリカンスポーツの盛り上がりに日米文化の違いを実感しました。
東日本大震災後の「トモダチ作戦」で、実際に日本に来て人道支援・災害救助活動を行って下さった米軍の方々に対し、感謝の気持ちを伝えました。
「ノース トーランス ハイスクール」という現地の高校を訪問。
アメリカの同世代の高校生による歓迎セレモニーとともに、ダンスパフォーマンスや歌などが披露されました。その後、キャンパスツアーを行い、最後に “和食” “折り紙” “習字” “電車の過密ダイヤ”など、日本特有の文化を紹介し、日米の文化交流を行いました。
アメリカ赤十字社主催で、アメリカン・ホンダモーターのボランティアスタッフやホストファミリーなど約50名とともに、災害があったときの被災者に支給する“災害救助キット”を作成しました。みんな真剣に梱包作業を行い、2,500個のキットを仕上げました。
ホームステイ先のホストファミリーと水族館でご対面
UCLAを見学し、その後UCLAの生徒と昼食交流会
ディズニーランドでASIMOのデモストレーションに参加
“カリフォルニア・ロール” などの寿司づくりを体験
ホンダ・センターでアイスホッケーの試合を観戦
今回のプログラムでは、ミュージック・コーディネーターとして、ダニエル
・ホーさんに音楽の指導をしていただきました。また、現地ではご自宅にお招きいただき、屋内にある音楽スタジオで、被災地の復興を願って皆で合唱した「見上げてごらん夜の星を」をレコーディングしていただきました。そんな、大変お世話になったホーさんには、フェアウエルパーティ(送別会)で、学生達から感謝の気持ちを込めて、色紙が送られました。
※ダニエル・ホーさん
ハワイ出身、ロサンゼルス在住のマルチ・ミュージシャン。自らがプロデュースしたスラックキー・ギターのコンピレーションアルバムで、アメリカ音楽界の最高峰グラミー賞のハワイ音楽部門ベストアルバム賞を、2年連続して受賞。
ダニエル・ホーさん WEBサイトへ
Hondaは、東日本大震災の被災地の若者に“夢”や“希望”を抱いてもらうための
次世代育成支援活動を今後も展開していきます。