2017年6月5日(月)
「自動車技術会関東支部 創立70周年記念表彰」で
「マイスタークラブ」が感謝状を授与
2017年6月5日(月)、東京一ツ橋にある如水会館で「自動車技術会関東支部 創立70周年記念表彰」が行われ、HondaのOBで結成された「マイスタークラブ」が感謝状を授与されました。これは自動車技術会が運営する「全日本学生フォーミュラ」において、2001年より技術指導、そして講座開催などで積極的に学生を支援してきた「マイスタークラブ」の長年の功績が認められたものです。表彰式では「マイスタークラブ」を代表して、会長 関口さんと副会長 黒澤さんが表彰状と楯を受け取り、式典に駆けつけた他のメンバーと共に喜びを分かち合いました。
培ってきた知識と経験を、次世代につなげていく
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Hondaの三現主義(現場・現実・現物)のもとで実践によって培った知識と経験を活かし、次世代を担う学生のために指導を続けてきた「マイスタークラブ」の活動が認められたことに、感謝します。「マイスタークラブ」は、様々な専門知識・知恵を持ったメンバーがそろう個性派集団。一人ひとりがプライド、そして技術に自信を持ちながら、学生に指導するために常に勉強しており、プレゼン資料も自前で作っています。平均年齢71歳の老人メンバーですが、我々も若返るし、親身になって教えた学生たちがありがとうと言ってくれること、そんな学生チームが上位入賞や新チームが全項目達成するなど、結果につながった瞬間がとても嬉しい!
会長 関口昌邦 氏
体力的にきつい時も喜びを感じる瞬間があるので頑張れる。これからもHondaで一丸となって、活動を継続していきたいと思っています。
仲間と模索しながら、将来の技術者育成をめざす
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先輩方が立ち上げて尽力されてきたからこそ、現在の「マイスタークラブ」の活動があります。私は2010年から参加ですが、現役時代にさまざまな実績を残してきたメンバーと、Hondaで学んだことを活かして学生に貢献できたらという思いで継続してきました。仲間と共に活動ができることに幸せを感じており、その活動が認められて表彰されたことは、本当に嬉しい。これからも学生や先生方との交流を大切にしながら、「全日本学生フォーミュラ」を通して、次の世代の成長を手助けする一翼を担っていきたいと思います。
副会長 黒澤達夫 氏
「マイスタークラブ」とは
Hondaは、モノづくりを通じて将来の優れた技術者を育てるプログラム「全日本学生フォーミュラ」に、エンジンの提供をはじめとした多面的な支援を行っています。その支援のひとつとして、ボランティアで技術指導を行っているのが「マイスタークラブ」です。自動車技術会関東支部に学生フォーミュラチームが発足した当初の2001年、学生の車両製作における実践的な指導のため、Honda のOBによる「マイスタークラブ」が発足しました。
現在は、関東地区の学生チームに対し「車両セッティング」「エンジン分解」などの講座を毎年開催。2017年の「学生フォーミュラ基礎講座」には、4日間で22大学から414名が受講し学生の技術力向上に貢献しました。また、関東支部試走会では主に車検スタッフとして「マイスタークラブ」メンバーが参加し、安全な運営に協力しています。
▲「マイスタークラブ」の皆さん。左より関口昌邦氏、宮田卓英氏、飯塚政雄氏、黒澤達夫氏、村越弘昌氏