Hondaの四輪車の生産・販売会社ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(本社:タイ・アユタヤ)は、現地時間2008年10月21日10時00分(日本時間:同日12時00分)に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
Hondaのタイにおける現地法人で、四輪車の生産・販売会社ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(以下、HATC 社長:大高 健司)は、第二工場でアコードの生産を開始し、10月20日に開所式を行った。
第二工場はアユタヤにある第一工場に隣接し、年間12万台の生産能力を持ち、既存工場の12万台と合わせると、タイでの年間生産能力は24万台に拡大する。フル稼働時の雇用は2,200名程度を予定しており、投資額は約62億バーツ※。
※ 1バーツ=約3円
第二工場は、「水のフル循環システム」による工場用水の外部排出ゼロ化や、水性塗料の採用によるVOC(揮発性有機化合物)排出量の50%削減を目指す。また、太陽光発電システムの導入などにより、生産時のCO2排出量を2005年比で台当たり10%低減する予定である。
さらに、働く人に優しい環境を実現するため、溶接・塗装・組み立ての各工程で自動化を進めると同時に、ツールの軽量化や、組み立て工程で従業員が最適な作業姿勢を取れるように、自動的に四輪車の高さを調整する機能を持つコンベアなども導入した。
Hondaは、タイのお客様により近い場所で、市場のニーズに迅速に応えていくために、販売・生産・研究開発機能の最適なバランスを取りながら、事業基盤を強化する取り組みを加速している。タイの四輪車工場は、第二工場の稼働開始によって、これまで以上にタイやアジア地域の経済に大きな役割を果たすべく、次のステージへと進化を遂げていく。これからもHondaは、存在を期待される会社を目指していく。
なお、現在第一工場で生産している新型シティ(9月10日発売)の受注が、発売後1ヵ月で8,000台を超え、タイでの販売を牽引している。
工場 概要
第一工場 | 第二工場 | |
---|---|---|
所在地 | アユタヤ ロジャーナ工業地帯 | |
従業員数 | 約4,200名(08年9月末時点) | 約2,200名(フル稼働時) |
生産能力 | 12万台/年 | 12万台/年(フル稼働時) |
敷地面積 | 22.5万m2 | 15万m2 |
生産機種 | アコード、シビック、シティ、ジャズ、CR-V |
ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド 概要
設立
2000年12月
資本金
54億6,000万バーツ
出資比率
本田技研工業株式会社 75.94%
アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド 13.05%、その他 11.01%
代表者
社長 大高 健司(おおたか けんじ)
事業内容
四輪車の製造・販売
以上