海外活動
アメリカンホンダの子会社ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(Honda Performance Development, Inc.)社は、2000年のCART/FedExチャンピオンシップ・シリーズ(FedEx Championship Series)へ、エンジンサプライヤーとして継続参戦する。
エンジンは新たにHR-0エンジンを開発。チームは、アメリカでのレースで通算202勝という記録を持つマールボロ・チーム・ペンスキーが新たにホンダ・ターボV-8ユーザーチームとして加入し、チーム・クール・グリーン、ウォーカー・レーシング、マクドナルド・チャンピオンシップ・レーシングの4チームとなる。ドライバーは、元F1ドライバー中野信治がウォーカー・レーシングに加入、ジル・ド・フェランはマールボロ・チーム・ペンスキーへ移籍し、エリオ・カストロ・ネベスと新たなコンビを組むこととなり、合計4チーム6名の体制となる。
また、CART Championship Seriesの活性化を願い、本年もシリーズの内2レースへのサポートを継続する。
チーム名 | ドライバー(国籍) | シャシー/ タイヤ |
マールボロ・チーム・ペンスキー(Marlboro Team Penske) | ジル・ド・フェラン(ブラジル) (Gil de Ferran) エリオ・カストロ・ネベス(Helio Castro-Neves)(ブラジル) |
レイナード/ ファイアストン |
チーム・クール・グリーン (Team KOOL Green) |
ポール・トレイシー(カナダ)(Paul Tracy) ダリオ・フランキッティ(Dario Franchitti)(スコットランド) |
レイナード/ ファイアストン |
ウォーカー・レーシング (Walker Racing) |
中野 信治(日本) (Shinji Nakano) |
レイナード/ ファイアストン |
マクドナルド・ チャンピオンシップ・レーシング(McDonald's Championship Racing) |
ブライアン・ハータ(アメリカ) (Bryan Herta) |
スイフト/ ファイアストン |
型式:HR-0
形式:水冷V型8気筒 DOHC 32バルブ ターボチャージャー付き
総排気量:2.65L
フューエルインジェクション:ホンダ・モトローラ PGM-FI
イグニッション: ホンダ・TDK CDI
燃料:メタノール
最高出力:850PS/15,000rpm以上(40inch boost)
車体技術者を含めた次世代の技術者の育成、革新技術をスピーディに開発し投入できる体制づくり、ファンの皆様と夢を分かち合い、グローバルなホンダブランドイメージを向上させることを目的に、ブリティッシュ・アメリカン・レーシング(British American Racing)とジョイントし、「ブリティッシュ・アメリカン・レーシング・ホンダ」として、F1世界選手権へのチャレンジを開始する。
英国バークシャー州に拠点を置くホンダ・レーシング・ディベロップメント(Honda Racing Development Ltd.)を前線基地として、開発初期段階から車体とのマッチングを考慮した新設計V10エンジン「ホンダRA000E」を開発、実戦に投入する。
すでに、ホンダRA000Eを搭載したニューマシン「BAR002」は、昨年12月にシェイクダウンテスト等の初期テスト走行を終え、開幕に向け準備を整えている。
FIA登録チーム名:ラッキーストライク レイナード ブリティッシュ アメリカン レーシング BAR ホンダ
Lucky Strike Reynard British American Racing BAR Honda
マネージング・ダイレクター:クレイグ・ポロック(Craig Pollock)
テクニカル・ディベロップメント・ダイレクター:エイドリアン・レイナード(Adrian Reynard)
所在地:英国ノーザンプトン州ブラックリー
車両:BAR002
ドライバー:ジャック・ビルヌーブ(Jacques Villeneuve 国籍:カナダ)
リカルド・ゾンタ(Ricardo Zonta 国籍:ブラジル)
社名:ホンダ・レーシング・ディベロップメント
Honda Racing Development Ltd.
社長:田中 詔一
テクニカル・ダイレクター:西澤 一俊
所在地:英国バークシャー州ブラックネル
活動内容:F1レース活動の前線基地として
・エンジンのメンテナンス
・車体技術の日本へのフィードバック
・渉外/広報活動 等
型式:ホンダRA000E
形式:3.0L V型10気筒 自然吸気
出力:800馬力以上
バルブ駆動 :エアーバルブ(4バルブ/気筒)
吸気:可変吸気
'99モデルとしてフルモデルチェンジをした英国製(Honda of the U.K. Manufacturing Ltd.生産車)アコードをベースとした3台が、英国ツーリングカー選手権シリーズ(Auto Trader RAC British Touring Car Championship:通称/BTCC)にチーム・ホンダ・スポーツから参戦。
ドライバーは、ジェームス・トンプソン(James Thompson)、トム・クリステンセン(Tom Kristensen)、ガブリエル・タルキーニ(Gabriele Tarquini)の3名が予定されている。
'97年より、国内レーシングカー・コンストラクター(株)童夢と(株)無限の共同事業「無限×童夢プロジェクト」を結成。N-GT仕様NSXを開発し、JGTCへ参戦してきた。本年は、さらに開発・熟成を進めた2000年型ホンダNSXを「無限×童夢プロジェクト」より、JGTC参戦チームへ供給すると同時に、「無限×童夢プロジェクト」もレーシングチームとして参戦する。チーム体制は新たなチームを加えた新体制となり、4チーム/5台が参戦する。
車 体 |
型式 全長×全幅 ホイールベース トレッド(フロント×リア) 重量 フレーム |
NA2 4,430×1,910(mm) 2,530(mm) 1,580×1,585(mm) 1,100kg以上 アルミモノコック構造+鋼管ロールゲージ+CFRP補強 |
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エ ン ジ ン |
型式 形式 総排気量 燃料供給形式 点火形式 バルブ形式 最高出力 最大トルク |
C32B(DOHC VTEC)ベース 水冷V型6気筒横置 3.5L ホンダ PGM・FI ホンダ PGM・IG DOHC 4バルブ 480PS以上 40kg-m以上 |
ミッション | ヒューランド製 6速シーケンシャル | |
サスペンション | ダブルウィッシュボーン+ ショーワ製 インボードダンパーユニット |
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ブレーキ | AP製 フロント6ポット&リア4ポット キャリパー | |
タイヤ | フロント 280/35R18:リア 330/40R18 |
No. | マシン名 | エントラント名 | 監督 | ドライバー |
8 | ARTA NSX | AUTOBACS RACING TEAM AGURI |
鈴木 亜久里 | 鈴木 亜久里 土屋 圭市 |
16 | Castrol 無限 NSX | 無限×童夢プロジェクト | T.B.A※ | 中子 修 道上 龍 |
18 | TAKATA 童夢 NSX | 脇阪 寿一 金石 勝智 |
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64 | Mobil 1 NSX | Mobil1 Nakajima Racing | 中嶋 悟 | TBA TBA |
100 | T.B.A※ | チーム国光 with MOONCRAFT |
高橋 国光 | 飯田 章 服部 尚貴 |
※後日発表
(株)無限へのF1をはじめとするエンジン開発技術支援、JGTCやシビックレースなどの車両やパーツの開発、及び様々な実験的車両の開発技術支援を継続。