電気の力で部品を接着!
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発生する熱を利用して、プレス工程で作ったパーツを
溶接していきます。
電気を流すことで発生する熱を利用して鉄板と鉄板をくっつけていく、
溶接(ようせつ)という作業になります。
プレス工程で作られた、さまざまなパーツをつなぎあわせて、
クルマの形にしていきます。
溶接工程は以下の手順で進んで行きます。
溶接ガンから電気を流し、クルマの骨格(こっかく)部分をつなぎあわせていきます。
インナーパネルという、クルマ全体の内側を先に組み立てることで、
フレームをより強くすることができ、同時に軽くすることもできます。
溶接
2つ以上の部品を熱や圧力で1つにくっつける接合方法です。クルマの場合は、溶接ガンとよばれる先端部分から電気を流すことで接合させます。
電流が流れる瞬間はとても高温になり、火花が散ることもあります。
溶接ガン
溶接トーチとも呼ばれるもので、ロボットアームの中で実際に溶接を行う部分になります。
インナーパネル
ボディを型どる骨格でクルマの室内側に面する内板のことを言います。最終的にいろいろな装備品(そうびひん)を取り付けるために複雑(ふくざつ)な形をしています。
ウェルディングマシンを使い、インナーフレームの外側にアウターパネルという
別のフレームをつなぎあわせていきます。
アウターパネル
ボディの外板のことです。エンジンフードや屋根(ルーフ)、ドアなども外板で、それらを合わせてアウターパネルと呼ばれています。
ウェルディングマシン
英語では“Welding machine”と書きます。Weldingは日本語で「溶接」の意味があります。Hondaには、ゼネラルウェルディングマシンという大きな総合溶接機があって、車の屋根の部分と底の部分などを一度に約100カ所も溶接することができます。
車体のほかにドアも溶接、加工され、クルマに組み付けられてクルマの骨格ができあがります。
工程:ドア溶接
クルマのボディとは別に溶接
プレスされたドアはインナーフレーム溶接、アウター結合溶接とは別に溶接されます。
工程:ドア溶接
マシンにセットしてスタート
プレスされたドアを1枚1枚マシンにセットして、4台のウェルディングマシンで溶接していきます。
工程:ドア溶接
ピンポイントで接着
精密(せいみつ)な作業が必要になりますが、コンピュータによって制御(せいぎょ)され、ミスなく溶接してくことができます。
2000か所以上の溶接を行った後は、きちんとつなぎ合わせられているかを
人の目も使ってチェックして、次の工程へと運ばれていきます
鉄板と鉄板に高い電流を流して溶接していきます。
電流が流れる瞬間には大きな火花が散ります。
機械のコントロールで正確に溶接していきます。