2014年10月23日

「品質保証体制強化」について

 

2014年10月23日
本田技研工業株式会社

  平素よりHondaの企業活動に格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

  Hondaは常にお客様の安全、安心を最優先に考えて、開発、生産、サービスにおける品質向上、市場不具合の早期改善に努めてまいりました。

  しかしながら、昨年発売いたしました当社四輪新型車「フィット ハイブリッド」、「ヴェゼル ハイブリッド」におきましては、市場措置(リコール)、改善対策を繰り返し、お客様に多大なるご迷惑をおかけしました。

  一連の市場措置を重く受け止め、従来の品質保証体制を見直し、品質問題の撲滅に向けて改革を進めてまいります。

  不具合の発生原因は、モーターとエンジンを組み合わせて制御するシステムの開発過程において、さまざまな使い方を想定した検証が不十分であったことです。
今後は、技術・商品開発および量産移行段階において、さまざまな使い方を想定した検証をより一層強化してまいります。

  この観点から、研究所での開発プロセスにおける品質保証体制を強化するとともに、生産・品質・カスタマーサービス各部門のエキスパートの連携によるチェック体制を強化してまいります。

  さらに、品質問題再発防止施策の実行責任者として、当社四輪事業本部に、品質改革担当役員を配置し、全社の品質保証体制改革を横断的にリードすると共に、(株)本田技術研究所の副社長を兼務し、技術・商品開発プロセスにおける品質保証体制を強化してまいります。

  なお、お客様、社会に多大なるご迷惑をおかけしたことに対する責任を真摯に受け止め、社長以下関連役員はその報酬の一部を自主返上いたします。

  お客様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを重ねて深くお詫び申し上げますとともに、再発防止と品質向上に取り組み、ご満足いただける製品をお届けしてまいります。
引き続きHondaへのご理解、ご協力を賜りたく、お願い申し上げます。

以  上