Monkey Stories
モンキーとともに愛された
ロングセラーのレジャーバイク

1978年、モデルチェンジしたモンキーと同時に発表されたのがゴリラです。
このゴリラは、エンジンと車体はモンキーと基本的に共通しています。ですが、燃料タンクはモンキーの5リットルに対し9リットルの大容量とし、大きなサイズのシートなど、モンキーよりも一回り大きく見える仕上がりになりました。さらにフロントに荷物を積載できるキャリアを装備するなど、アウトドアツーリングにも対応する仕様になりました。
変速機構は、モンキーの自動遠心式3速に対し、スポーツバイクと同じ方式のマニュアルトランスミッションの4速を採用しています。
ゴリラとモンキーは、Hondaの動物シリーズとも呼ばれ、コンパクトなサイズと可愛らしいスタイリングから、多くのファンを獲得してロングセラーモデルになりました。
販売終了から10年越しの復活まで。
ゴリラがたどった主なモデルと変遷
1978年に誕生したゴリラは、販売終了・復活を経験しつつ、30年間にわたって世に送り出されました。その間、基本的なスタイリングは一切変わらず、ユニークな姿で愛されつづけました。
1985年
新型エンジンの採用によって最高出力を2.6PSから3.1PSに高めました。

1988年
カラーリングを一新するとともに、燃料タンク、フレーム、ホイールなどをホワイトに統一した特別仕様のゴリラ(ホワイトスペシャル)を発売しました。
数年の販売ののち、ゴリラは販売を終了することになりました。
1998年
1988年の販売モデルから10年後、アウトドア志向の高まりやレジャーの多様化などの背景から、Hondaはゴリラの復活を決めました。主要諸元に大きな変更はありませんが、各部の熟成が図られました。このモデルからフロントキャリアが廃止となりました。

1998年 ゴリラ

1998年制作のカタログ
ファンの声を代表するような、「おかえり、ゴリラ。」のキャッチコピーが話題となった
1999年
クロームメッキのスペシャルモデルが誕生しました。

1999年 ゴリラ スプリングコレクション 限定3500台の販売
2003年
カラーリングを変更し、鮮やかなイエローを採用しました。

2003年 ゴリラ
2007年
ゴリラの最終モデル。カラーリングをブラックに変更しました。

2007年 ゴリラ