PROJECT
MISSION

Hondaではメーカーの主力商品となる新型N-BOXを2023年10月に発売。2011年の初代、2017年の2代目につづく3代目の“進化”を伝え、体感・実感してもらうことが大きなミッション。結果的に国内新車販売台数No.1を継続させ、長期的に安定した販売が続くことを目指す。

N-BOXとは?
N-BOX

ABOUT TOTAL PROMOTION

ホンダコムテックの
プロモーション

ホンダコムテックのプロモーションは、メーカーと現場が活発にコミュニケーションをとり連携することで、お客様との多彩なタッチポイントを作り、クルマの魅力を届けていきます。
今回の3代目N-BOXプロジェクトでは、8つのエリアプロモーション部を持つ当社ならではの強みを活かして現場の声を吸い上げ、さまざまなツールを生み出し活用しました。

TEAM MEMBER

メンバー紹介

プロモーション企画制作部
(プロジェクト当時)

Hさん

2014年新卒入社。
現在はメディア・コンテンツ部にて、Honda四輪製品のWEBサイト全体レギュレーションの運営管理を担当。他にお客様に楽しんでいただくためのWEBコンテンツの企画制作にも携わっている。

施策推進部

Yさん

2015年新卒入社。​
全国8地区のエリアプロモーション業務の取りまとめを担当し、地区部門と本社をつなぐ橋渡し的な役割を担う。​

施策推進部(プロジェクト当時)

Kさん

2006年中途入社。
現在はイベント企画部 にて、Hondaの二輪、四輪、パワープロダクツ、そしてモータースポーツの魅力を「見て、触って、体感する」ことを目的としたイベント「Enjoy Honda」の企画制作・運営を担当。

Hondaの施策を、各エリアでの
プロモーションに落とし込む

Kさん
今回のプロジェクトの全域を見ていたのがHさんです。Hさんがいなければ何も始まらないという重要なポジション。私はHさんが新卒で入社したばかりのときに一緒に仕事をしていたので「Hondaの基幹機種N-BOXを担当するなんてすごい!成長している!」と、とても嬉しい気持ちでした。
Hさん
ありがとうございます(笑)。メーカーの施策と販促に携わる戦略的な部分、お客様に対する全体的なコミュニケーション戦略を考えていく中で、宣伝販促部分全般に携わりました。カタログ、WEBサイト、テレビCMといった様々なコンテンツ制作にも関わっています。また、ホンダコムテックには各地区の販売店とともに販促を行うエリアプロモーション統括部があり、エリアプロモーションという点ではYさん、Kさんにも協力いただき、さまざまな販促物を作り上げました。
Yさん
私とKさんは当時2人ともエリアプロモーション統括部の施策推進部に所属していましたので、各県、各販売会社でどのように販促を行うかという視点で考えていました。Hさんの仕事について、各エリアのプロモーションの部分をサポートするというイメージです。
Kさん
Hさんがメーカーと一緒に、3代目N-BOXの戦略を反映した全体的なプロモーションを企画。
その内容に沿ったトーン&マナーで全国各地の販売店(Honda Cars)でプロモーションを展開できるように、各店頭で活用していただくツールの制作を管理し全国の販売店へご案内していきました。
そうした仕事の中で、Yさんが全体的な推進管理とデザイン監修を行い、私は宣伝を見てクルマに興味を持ちご来店されたお客様に差し上げるノベルティの企画を専属で担当しました。

情報が全体に行き渡るよう、
常時コミュニケーションをとる

Yさん
チャットや電話、直接話しに行くなど、常に情報共有を行っていました。Hさんからメーカーの考え方や調整した内容を受け取ることもあれば、エリアプロモーション統括部の会議で出た意見をHさんに「反映してもらえないか」と相談をしたこともありましたね。
Kさん
情報が誰かのところで止まってしまうことが一番怖いので、社内のコミュニケーションを円滑にするため、Hさんは常に忙しくコミュニケーションをとっていたと思います。忙しくてなかなか直接話せないこともあり、電話やチャットを活用していました。あとは定期的なミーティングでスケジュールを共有してもらっていましたね。
Hさん
プロモーション戦略においてはまず、商品特性やターゲット等に基づいた訴求の方向性や全体のコミュニケーション構造が議論されます。その考え方に基づき様々なSPツールを作っていくことになるのですが、販売店で使うツール(カタログ 等)は販売現場での使用を想定して作る必要があります。その点、ホンダコムテックは8つのエリアプロモーション部があり、現場のプロからアドバイスをもらえるところも強みです。施策推進部の皆さんのところに行き、各エリアから挙がってきたさまざまなご意見を共有してもらって、たくさん助けていただきました。

一見するとわかりにくい進化を、
メーカーと現場、双方で丁寧に伝える

Hさん
N-BOXというクルマはHondaにとって、一番の主力商品でメーカーの目標値がすごく高いクルマです。販売、宣伝、あらゆる領域で非常に目標が高く、お客様の層が幅広いため、コミュニケーション領域も広く考えなければなりません。3代目のプロモーションに対し、ホンダコムテックとしてどのように貢献できると良いか悩みました。
また個人的にはモデルチェンジするクルマの担当が初めてで、わからないことだらけ。正直なところ担当になった当初は「絶対にできない」と思ってしまいました。しかしなんとか気持ちを立て直し、社内、社外の各領域のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら完遂させようと、腹をくくりました。
Hさん
今回のプロジェクト一番の課題は、過去のブランドイメージを引き継ぐ3代目について「より進化したと伝えること」でした。もちろん競合と呼ばれるクルマの中で、N-BOXの強みや特長を際立たせる必要もありますし、若い世代にアプローチすることも求められていました。
そのような状況下で、メーカーの訴求ポイントについて、どのようなツールを使って、どう表現するのか。社内の皆さんと連携し、メーカー側が伝えたいことと現場で求められる伝えやすさについて意見交換していきました。最も悩んだのは伝え方の部分です。
Yさん
伝え方については、何をどのように推していくか、みんなで共通認識を持ち、話し合って決めていきましたね。今回の3代目N-BOXは、2代目の外観を維持する形で、中身をより良くした商品。外観だけではなく中身の良さをどう伝えるかという部分で苦労しました。メーカーも各販売店も同じように悩んでいたと思います。ビジュアルだけで分かってもらえる部分が少なく、言葉や動画で説明したり、実際に乗って体感してもらったりする必要がありました。
そのような課題に対して、われわれエリアプロモーション統括部は地区の販促領域で出来ることを考え、オリジナルパンフレットや比較動画を作ることにしました。メーカーが作るものとは別に、販売店での説明のしやすさを重視したものです。動画では2代目と3代目について、具体的にどこが違うのかを簡潔に説明しました。
Kさん
南関東エリアプロモーション部が発案してくれたものでしたね。当初は南関東エリアだけで使う予定でしたが、施策推進部で各地区のエリアプロモーション部にも情報共有し、他の地域へ広げるサポートをして全国に展開しました。
他に折込チラシについても各エリアに「作って」と投げるのではなく、施策推進部で推奨デザイン案を作成。外観、使い勝手、乗り心地など3パターン作り、各エリアの要望に合わせて使ってもらえるように案内していきました。チラシに使う素材はHさんから供給してもらっています。
Hさん
素材供給の話ですと、施策推進部に協力いただいて、各エリアへの動画データ供給も行いましたね。機能の説明動画をYouTubeに多数掲載し、カタログにもリンクさせていて。その動画データを各エリアで活用できるように、モデルさんの契約なども調整しました。メーカーとして作るプロモーション動画はもちろんありますが、今回は各エリアで編集し使っていただくことも視野にいれて素材を制作しました。過去のプロモーションでも動画データを二次利用することはありましたが、今回ほど多く支給した例はないと思います。エリアごとの販促展開に合わせてカスタマイズできるよう、多くの素材を制作させていただきました。
Hさん
プロモーションツールを販売店の現場まで届けることができたのは施策推進部の皆さんのおかげです。また、アウトプットに対しては現場からも率直な感想・ご意見が返ってきます。発売後も現場の声をタイムリーにキャッチし、施策に随時反映できるのは、この仕事をする上での醍醐味だと思います。

愛されるクルマになるための
新たなプロモーションがスタート

Hさん
2023年10月5日に発表されたことを、今でも覚えています。約1年間作ってきたものが世に出たその瞬間、これまで感じたことのない感覚になりました。終わりと始まりが同時にやってきたというか、本当に不思議な感覚でした。3代目N-BOXが人に愛されるクルマ、買ってもらえるクルマになり、世の中の役に立っていく。そのために考え続けた1年間で大きな愛着が生まれました。
プロジェクトの中では、自分が抱えきれないものをたくさんの人に一緒に背負ってもらいました。その助けがなければ完遂できなかったと思います。ホンダコムテックを含めたHondaグループは想いがある人を絶対に誰も見捨てない、温かい会社です。Kさんは終わった日に電話もくださって。泣かされちゃいました(笑)。
Kさん
終わった日に連絡したもんな「おめでとう」って(笑)。
新車発表までのプロジェクトの終了は、同時に販売という長期戦のスタートでもあります。
販売店の皆さんに常に発信してもらえるよう「これまで作った素材で発信できるよう工夫しなければ」と新たな悩みが始まりました。
また施策推進部の仕事は新車のプロモーションだけではなく、販売しているクルマそれぞれが、良いバランスでお客様の目に触れるように宣伝することも重要です。他の機種がモデルチェンジしたときにN-BOXが埋もれないようにバランスを取ることも必要ですし、そういった意味でも新しい課題がスタートしたなと思いました。
Yさん
つられて泣きそうになっちゃいました(笑)。
終わって、始まった、というところは同じですね。販売店にとっては、N-BOXだけが売れれば良い、というわけではありません。Hondaの中で一番売れているN-BOXの発売の話題を活かして、他のクルマも売っていくためにはどうすれば良いか。”Hondaのクルマ”全体の販売を底上げするために、N-BOXのニュースをどのように活用するか。プロジェクトが終わってからは、そういうことを考え始めました。

連携を軸に、それぞれの舞台で
お客様とHondaの接点を作る

Hさん
今いただいている役割は、WEBサイトのレギュレーションを整備し、Hondaのクルマ、全車種の情報をわかりやすく魅力的にHondaらしく伝えることです。クルマを求める人が必要とする情報や、メーカーの考え方を汲みながら、今回の3代目N-BOXプロジェクトで得られた、伝える手法を活用していきたいと思います。より多くのお客様にHondaの魅力を感じていただき、一人でも多くのファンを作っていけるように、課題の発見・解決に取り組んでいきます。
Kさん
現在在籍するイベントの部署では、お客様に向けて直接コミュニケーションを取れるイベントで、製品や取り組みを発信しています。少し前のイベントで新型フリードの先行展示を行ったところ、とても多くのお客様が集まり、実車に触れ、体感をして頂き、興味を示してくださいました。そうしたリアルだからこそできるコミュニケーションと、そこから情報や話題の拡散につながるバーチャルなSNS、両方を活用すること。口コミから来店につながるような仕掛け作りにチャレンジしたいと思います。またお客様とのコミュニケーションで得られた情報を共有し、会社全体としてのプロモーションにも貢献していきます。
Yさん
現在私は全国単位の販促展開を考える業務を担当しています。その中では、常に全エリアの、複数の車種の状況を俯瞰して見ていかなければなりません。同時に、自部門も含めた幅広い業務領域にアンテナを立てて情報を取っていく必要もあります。言い換えれば、部門内外のさまざまな活動を総合的にとらえられる立場なので、個々の取り組みの架け橋となって面白い企画のきっかけを作り出しやすい環境に居させてもらっているなと思います。今後は、今の立ち位置を最大限に活かして、販売会社の皆さんやお客様に、より魅力的に感じてもらえる企画作りをしていきたいですね。

WORKS

作品紹介

商談用パンフレット

01. 商談用パンフレット

全国の販売店での利用を想定した商談用のパンフレットを作成。
機能の進化がわかるようなポイントを多数掲載。

WEBサイト

02. WEBサイト

クルマのスペック情報だけでなく、
ユーザー目線の体感型コンテンツからN-BOXの魅力を訴求。
詳しくはこちら

N-BOX新旧比較動画

03. N-BOX新旧比較動画

特徴をわかりやすく伝えるために、新旧比較の動画を作成。
各エリアでカスタマイズして使ってもらえるよう、3パターンに分け魅力を盛り込んでいる。
詳しくはこちら

Smile together with us. 働くことで、皆で笑顔に。