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1968ドリームCB250/350 エクスポート

新感覚デザインの
ツートーンカラーで人気を博した
エクスポート(輸出)タイプ

1968年、ドリームCB250と同時に発売されたのが、ドリームCB250 エクスポートです。
国内販売を想定したCB250の車体色は、これまでのHonda車の伝統ともいえるブラックを基調に各部にメッキを施したものでした。一方、輸出車として用意したCB250の車体色は明るいカラーのツートーンとしていました。(このカラーがこの先のスポーツバイクに展開されていきます。)
しかし日本でも明るいカラーが求められていると考え、日本国内においては、従来の伝統的なデザインを継承したCB250と、輸出タイプのカラーをまとったCB250 エクスポートの2種類を用意したのです。
エクスポートタイプは、タンク形状をスポーティーにして、メーターはヘッドライトから独立したタイプ、そして軽快なイメージの前後フェンダーなどを採用しました。
CB250とCB250 エクスポートを比較すると、主要諸元はほぼ同じで、価格も同一の187,000円(当時は全国標準現金正価)でした。
このため、多くのライダーはより新鮮でスタイリッシュな雰囲気をまとったエクスポートタイプを選択したのです。

なお、350ccにもドリームCB350 エクスポートをラインナップ。アメリカでは、CB350 SUPER SPORTとして発売され好評を博しました。
ドリームCB250/350 エクスポートのカラーリングとスポーティーな各種装備は、その後のHondaスポーツモデルに大きな影響を与えました。

1968年 ドリームCB250/350 エクスポートのカタログ

1968年 ドリームCB250/350 エクスポートのカタログ

ドリームCB250/350 エクスポートの変遷 日本販売モデル

1970年 ドリームCB350 エクスポート燃料タンクからニーグリップラバーを廃止、さらにスタイリッシュにモデルチェンジドリームCB250 エクスポートも同様の変更
1972年 ドリームCB350 エクスポート排気音の静粛性を高めるなど各部を熟成ドリームCB250 エクスポートともに最終モデル
1973年 ドリームCB250T新世代のドリームツインシリーズにバトンタッチ排気量を拡大したドリームCB360Tも同時発売

1970年 ドリームCB350 エクスポート
燃料タンクからニーグリップラバーを廃止、さらにスタイリッシュにモデルチェンジ
ドリームCB250 エクスポートも同様の変更

1972年 ドリームCB350 エクスポート
排気音の静粛性を高めるなど各部を熟成
ドリームCB250 エクスポートともに最終モデル

1973年 ドリームCB250T
新世代のドリームツインシリーズにバトンタッチ
排気量を拡大したドリームCB360Tも同時発売