新型ASIMOがMiraikanにやってくる!
日本科学未来館 1F シンボルゾーン:
2006年2月18日(土)・19日(日)
日本科学未来館 1F シンボルゾーン:
2006年2月18日(土)・19日(日)
- 新型ASIMO、今度は日本科学未来館で新機能を披露してきました。
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2月5日のHondaウエルカムプラザ青山に続き、2回目となる新型ASIMOの一般公開が、2002年よりASIMOが働く日本科学未来館で、2日間にわたり開催されました。 今回は1日4回・10分間のデモンストレーションと、ASIMOの開発責任者である重見聡史 主任研究員の講演も行われました。
両日共に、空気の冷たい冬の天気だったにも関わらず、土曜日は約2600人、日曜日は約2800人ものお客様が会場へお越しくださり、毎回立ち見が出る大盛況となりました。未来館の3階から5階に掛けて緩やかな曲線を描く ガラス張りの階段通路にも、たくさんのお客様が並び、ASIMOが登場する1階シンボルゾーンを熱心に見下ろしていました。 また今回は、台湾の中天テレビ、CNN、ロイター通信、フィンランド国営放送局といった海外メディアの取材も行われました。
新型ASIMOの一般公開
手を振って歓声に応える新型ASIMO
- デモンストレーションでは、まず日本科学未来館のインタープリター(展示解説員)と日本科学未来館専属のASIMOが登場。続いて二人の紹介を受けた新型ASIMOが、ステージ中央へすたすたと素早く走りながら登場すると、会場からどっと歓声が沸き起こり、あちこちでカメラ付き携帯電話のシャッターを切る姿が見られました。 新型ASIMOが足首をくるくる回して、次の走行の準備体操を行うと、またもや歓声が。 どのお客様もとても嬉しそうな表情で、一生懸命ASIMOの姿をカメラに収めていました。
走る新型ASIMO
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それから、新型ASIMOの走行パフォーマンスを受けて、インタープリターとASIMOが新型ASIMOの滑らかな動作を作り出す「自由度」(ロボットにとって人間の関節に当たるもの)について解説しました。新型ASIMOの走行は、この自由度の増加と、各所の動作を統合して制御する新技術から生まれたことを説明し、さらに新型ASIMOが新技術によって可能になった、身体をひねる体操演技を披露しました。 人間と同じ生活空間で共存できるロボットの開発に向けて、Hondaの技術が進化し続けていることをアピールしました。
14時から45分間にわたって行われた講演会では、ASIMOの開発責任者である重見聡史 主任研究員が、新型ASIMOの特徴や使用した技術などについて解説を行いました。
解説の合間には、開発時の苦労話やASIMOへの愛着といった裏話も登場し、お客様は皆、興味津々という表情で聞き入っていました。最後の質疑応答では、「一家に一台の日が一日も早く来る日を待ってます」といった意見が出るなど、ASIMOに対する期待の高さが改めて感じられました。
次回、新型ASIMOのデモは、ツインリンクもてぎ ファンファンラボで開催されます!3月25日(土)と26日(日)の二日間。こちらにもぜひお越し下さい。
上から見たデモンストレーションの様子