機敏な行動が可能に
- 人間と共存、協調できる新たなモビリティーを目指して、実環境のなかで、すばやく状況を判断して、機敏に行動することを可能とする次世代ASIMOの技術を発表しました。
- ▌人に遅れない歩行速度(2.5km/h)
- 新開発の高応答ハードウェアと腰の回転軸の積極的な制御により、足を高速に振った時に発生するスピンやスリップをキャンセルし、自然で滑らかな歩行が可能になりました。その結果、人に遅れない歩行速度を実現させる事が出来ました 。
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▌腰回転軸追加
走り、および歩行時、脚を振ることによって発生する反力をキャンセルする為に、腕の振りに加えて、積極的に腰を回転をさせることで、更なる歩行のスピードアップを実現しました。
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▌高応答制御システム
▐ 姿勢制御までの応答時間
姿勢制御までの応答時間は従来のASIMOに比べ、4倍の応答速度を実現しました。
▐ 歩行演算能力向上
歩行演算処理を高能力化することにより処理能力を高め、よりスピーディな歩行を実現しました。
▐ モータードライバ高速化
モータードライバを新規に開発することにより、モーターの応答性が高まり的確な歩行制御が可能になりました。
▐ 体内通信高速化
高速な体内通信経路を新規に開発することにより、短い周期でのセンサデータ通信や 歩行制御が可能になり、状態の変化に瞬時に対応することが可能になりました。