Honda エコ マイレッジ チャレンジ
参加車両チーム<車両紹介①>
Team-Truth

Honda エコ マイレッジ チャレンジ参加車両チーム<車両紹介①> Team-Truth

一般クラス(CNグループIV)で参加するTeam-TruthはHondaの社員有志チームで、特別自己啓発活動としてHonda エコ マイレッジ チャレンジに挑戦。2023年の全国大会にエキシビションでCN燃料を導入し、2024年からは新設されたCN燃料クラスで参戦しています。

車両は前2輪、後1輪のシャシーに、カウルを被せた構成。シャシー、カウルともに、軽量で強度の高いCFRP(カーボン繊維強化プラスチック)を採用しています。カウルはCFD (Computational Fluid Dynamics)による空力シミュレーションを基に最適化を図った形状。数年前に仕立てた車両をベースに、改良を加えながら大会に臨んでいます。

操縦席と隔壁で隔てられた車体後部には、軽量化が施されたエンジンが前後方向に寝かされた状態で搭載されています。ECU(エンジン制御ユニット)は自作しており、設定した車速に達すると自動的にエンジンが停止する仕組み。惰性で走行後、一定の車速まで落ちた際のエンジン再始動は手動で行ないます。周囲を走る車両との位置関係から、自動的に再始動すると都合が悪い場合があるからです。

ドライバーが操作するスロットルはついておらず、エンジンが始動すると自動的に加速。軽量化を図るためにトランスミッションは積んでいません。ギア比は固定で、コースの特性に合わせて減速比を設定しています。

燃費に大きく貢献する技術が、後車軸に組み込んだドグクラッチです。エンジン停止時はペットボトルに蓄えたエアの圧力を利用してクラッチを切り離すことで、駆動系を引きずらず後輪がフリーに回転する仕組み。これにより、走行抵抗を大幅に低減しています。

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活動は土日が基本ですが、毎週全員が集まれるわけではありません。活動時間が限られているので、理想を高く掲げすぎず、できることからひとつずつ積み重ねていくことが、成果に結びつけるコツだといいます。ECUのケースはプラスチックのはがきケース、エンジンの吸気管は水道管を流用するなど、近所のホームセンターですぐに入手できる身近なものも利用して開発に取り組んでいます。

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