Innovative Research
Excellence先進技術研究所
革新・独創技術の研究
先進技術研究所では、「環境負荷ゼロ社会」と「交通事故死者ゼロ社会」の実現に向け、環境負荷を低減するリサイクル技術や次世代電動化技術、一人ひとりが安心を感じられるための人を理解する技術や人の能力を拡張させる技術、二輪、四輪をはじめすべての交通参加者が共存するために必要な安心安全技術に加え、将来を見据えた革新的な生産技術の研究に取り組んでいます。
全固体電池
車載を目的とした電池への期待は航続距離拡大と低コストである。開発中の電池は従来より高容量な負極を採用するが、活性が高いため電解液との副反応が生じ充放電効率が低い。また充電時のLiデントライト成長に安全の懸念がある。これらの課題に対し固体電解質の採用で解決を図る。また低コストで量産できる電極を目指し、高速生産に対応する正極合材のスラリー化や塗工、電極充填密度と界面の密着性を確保するロールプレス製法の確立を進めている。更にエネルギ密度の最大化に向けてエネルギ寄与しない部材の極限の薄層化に取り組んでいる。
宇宙輸送機
人間の活動領域を拡大し、宇宙の活用により地上の暮らしを豊かにするという観点から、そのボトルネックとなる宇宙輸送をより身近にするために、Hondaのコア技術との親和性、適用可能性に着目した独自の再使用型小型ロケットの研究開発を行っている。