「答えのない問い」を形にする、
新事業創造の最前線で挑む若手の視点

移動の喜びを届けるために選んだHonda

私は2021年に本田技研工業株式会社（以下、Honda）に入社し、新卒時から一貫して中古車事業に携わっています。現在は2025年1月に設立されたホンダセールスオペレーションジャパン（以下、HSJ）のU-Car&Service Companyで、新しい中古車事業の構築と展開を担当しています。

Hondaへの入社を決めた理由は、「移動の喜び」に関わりたいという強い想いからでした。移動という営みは、人々の生活になくてはならないものです。短縮されたり快適になることはあっても、移動そのものが消えることはない。そして移動の時間は、人と一緒にいる時間を彩ってくれる貴重なものだと考えています。

そして、Hondaにこそ「移動の喜び」を実現するための理念があると確信し、入社を決めました。

新しいブランドを作る仕事

現在の業務は大きく二つの軸で構成されています。一つは新しい中古車ブランドを構築すること、もう一つはそれを販売会社に正しく伝えていくことです。

主に、事業の収益性や成長性を支える分析業務を担当しており、「今このタイミングで投資すべきか？」といった判断材料をそろえる役割も担っています。
その上で、こうした分析結果を販売会社の方々にわかりやすく伝えるために、どんな伝え方がベストか、というところまで検討しています。

一日の仕事は、自分の作業と打ち合わせとが半々です。例えば販売会社への説明資料作成や、事業展開におけるレギュレーション策定といったミッションが与えられると、まず裁量を持って自分で素案を作ります。それをチームメンバーと相談し、課長、カンパニー長、そして社長へと持っていき、企画をブラッシュアップしていく。そんなスクラップ・アンド・ビルドを繰り返しています。

自由で活発な文化とスピード感が生む達成感

U-Car&Service Companyで働く最大の魅力は、自由闊達な文化とスピード感です。大きな会社になればなるほど、一つの決定に一週間、二週間とかかることが多いものですが、当社では命題が与えられて一、二日で素案を練り上げ、直接カンパニー長、そして社長のところに持っていく、そんなスピード感で仕事を進めています。

以前、全く前例がないルールを作らなければならない局面があり、私自身も上司もどうすればいいのか全く道筋が見えない状況で、仕事のパートナーと遅い時間まで話し合いを重ねました。ようやく「この考え方なら、みんなが納得できるかもしれない」という案が見えてきて、チーム全体で合意形成できたときは本当にホッとしました。

その案を社長に提案したところ、「確かにそうだね」と承認を得ることができ、それまで何ヶ月も試行錯誤しながら進めていたものが、綺麗にピースがはまった瞬間でした。この「やっててよかった、やっと一つ進んだな」という達成感は今でも忘れられません。

若手でも裁量を持てる環境

U-Car&Service Companyでの仕事は、前例がないからこそ一から創れるという醍醐味があります。まさに事業そのものを作り出している環境で、だからこそ感じられる「生みの苦しみ」は、多くの企業で入社してすぐに経験できるものではありません。私はそこに大きな価値を感じています。

部署の中では最年少ですが、事業の経営企画チームのリーダーを任されています。自分の意見が尊重され、信頼してもらえる環境があることは、非常にありがたく、貴重なことだと感じています。

移動の喜びを届け続けるために

短期的な目標は、足元の企画を見届けることです。冒頭にお話しした移動の喜びを届けるということは、多様なやり方でできると思っており、もちろん中古車もその一つです。これから中古車と、それを取り巻くサービスを拡大し、移動の喜びを伝播させていきたいです。

そしてこれからも、移動の喜びを届けることに関与できるような企画や商品の提供に関わり続けていきたいと思っています。

皆さんへのメッセージ

答えがないテーマに向き合い続けることに、喜びややりがいを感じられる方と、ぜひ一緒に働きたいです。裁量の幅が大きいですし、それを後押ししてくれる仲間や組織がある、とても良い環境が整っています。

特に若手の場合には、下積みが長く、自分が会社に貢献できていると実感できるまでに時間がかかる職場も多いと思います。そういう下積みも大事だとは思いますが、そこで光が見えず、もっと主体的に自分の力を発揮して仕事をしてみたいと思っていたら、HSJはそれに答えてくれる会社だと思います。

大企業のブランドやリソースを活かしながら、スタートアップのように自由に議論を交わして新しいことにチャレンジができる、そんな環境がU-Car&Service Companyにはあります。ぜひ答えのない問いに向き合い、一緒に形にしていきませんか？